2年AB組は2学期後半に生命科で「国際理解」の単元に取り組みました。「世界の中の日本」「発展途上国」「難民」と大きく3つのテーマに沿って、世界の課題に触れ理解を深めました。
発展途上国の分野では、チョコレートという身近な食べ物を入り口に、その裏に潜む貧困などの課題を学びました。難民理解の分野では、『いのちの持ち物けんさ』という国連UNHCR協会と学生団体SOARによって考案された活動に取り組みました。この活動は難民の人たちが生活を失ってしまう状況を疑似体験することを目的としています。自分の持ち物や自分を構成する要素を付箋に書きだし、「お金で買える」「お金で買えない」「どちらでもない」物に分類し、その後疑似的に喪失を体験しました。
遠い国の出来事だから自分には関係ない、なんだか可哀そうといった感想で終わるのではなく、世界で起きている問題と自分たちの生活との繋がりや、問題を自分事として捉えながら国際理解を深めることができました。この学びをきっかけに「自分の生活とどのように関わっているのか」「自分だったら…」という視点で世界の出来事に関心を持っていってほしいと思います。

