2学期、国語の授業で短歌を学習してきた2年生。その中でオリジナルの作品を詠む活動も行ってきました。今回はその作品を英訳してみようという企画です。まず短歌について復習し、ALTのアレックス先生より英語には独自の詩の文化があること、その書き方、楽しみ方について説明を聞きました。押韻、ビート(拍子・リズム)の技法などは実際に手拍子を打ちながら確認する時間もありました。短歌は31文字という限られた文字数のため、読み手によって解釈が変わるのところがその良さの一つです。しかし英語は主語や目的語などを省略せず、作者の意図をストレートに読み手に伝える言語であることを改めて確認し、英訳の作業に入りました。短歌に込めた想いを思い出しながら、補足する主語や目的語を考えた際には「難しい…」と苦戦する様子もありましたが、英訳が完成すると自分の込めた想いがはっきりと表された作品ができ、新たな魅力に気づくことができました。日本語と英語、短歌と詩、そのどちらの良さも感じられる時間となりました。以下生徒の作品です。
「消しゴムは だんだん小さく なっていく 自分はだんだん 大きくなるのに」
Why am I getting taller
when my eraser is getting smaller?
「今年の夏 大熱狂の 甲子園 球児の涙に 私も涙」
This summer moment.
The excitement
of the Koshien baseball tournament
has me in tears
「登下校 毎日通る 友の横 かがやく光 色がいろいろ」
The color of my friend’s face
changes every day
as I walk to and from school
