研究活動

「問う」力をつける、探究型の学び

1、2年生全員が取り組む「研究活動」は、教科型の学習とは異なり、生徒一人ひとりの興味・関心が、活動のスタート地点です。研究活動のジャンルは、人文・社会科学系や自然科学系の研究、文芸、絵画や造形、映像や音楽の創作活動など自由。自分の興味・関心をテーマに据えて掘り下げていくと、新たな発見や疑問が出てきます〔問う力〕。それらについて単なる調べ学習や実験・体験レポートにとどまらず、「批評」や「検証」をして深めます〔探究する力〕。そして、すでにある誰かの意見や作品のコピーではない、自分なりの結論に結び付けてオリジナリティーのある表現をする〔訴求する力〕までが、この活動になります。「思考力」「判断力」「表現力」など、これからの時代に必要とされる力が備わっていきます。

「問う」力をつける、探究型の学び

図書室の活用、司書教諭・専科教員からのアドバイス

13,000冊以上の蔵書を所属する図書室もフル活用していきます。研究テーマの決定後は、司書教諭が生徒からの相談にのり、テーマに関連する蔵書を紹介したりもします。
研究活動は、基本的には生徒各自が主体的に進めるものですが、テーマが決定したところで、アドバイザーの先生が個々につき、研究の進み具合を確認し、完成までの助言をしたりします。専門的な見地から、専科教員もアドバイスをします。

将来のキャリアへの視点

生徒が興味・関心を抱く事柄には、将来に向けての「芽生え」が含まれていることが、しばしばあります。「人」や「物」の動きに関心がある、ものづくりが好きだ、データの分析から見えてくることが面白い、など。研究活動を楽しみながら自分の関心の向く方向を確かめる機会を得て、高校以降の進路の方向性を持つ生徒もいます。

「問う」力をつける、探究型の学び

研究活動の流れ

学年に対応したオリジナルテキスト(「研究活動の手引き」Level 1、Level 2)が配布され、1年次には、資料収集の仕方や資料引用の方法などの講義があります。

1.仮テーマから始める

1.仮テーマから始める

日常のちょっとした興味や疑問点を出発点にします。ただし、調べればすぐに解決できてしまうものでは、ただの調べ学習に終わってしまいます。特に気になる点を調べていくうちに、解決されていない問題に当たったり、検証が必要な事柄に当たったりします。それがオリジナリティーのある「問い」です。

2.本テーマ決定

2.本テーマ決定

更にサブテーマを加えるなどして、追究すべき点をしぼっていきます。先行する研究を踏まえ、新たな情報を収集し、情報の価値を検証、情報を取捨選択・分析しながら進めます。情報整理の技能が必要となります。

3.見通しをたてる

3.見通しをたてる

あるていど研究する材料がそろったら、完成までの見通しをたてます。レポート形式で仕上げるなら「章立て」をします。アドバイザーの先生に提出する期間には、個々で時間をとって先生に見てもらいます。専門性のある立場からの客観的な意見を受けて検証し、手直しをしていきます。

4.批評と検証

4.批評と検証

ここまでの各段階で少人数ゼミ形式の経過報告会があります。友だち同士で互いに批評しあい、アドバイスしあうことで、新しい視点の発見につながっています。

5.表現・訴求力

5.表現・訴求力

オリジナリティーのある仕上げ方になるよう工夫します。最終的には1年生は校内での展示、2年生は学園祭での展示を行い、優秀作はプレゼンテーションも行います。

学年に対応したオリジナルテキスト

スケジュール