実習の授業では、「調理」「木工」「被服」の3分野を通して、さまざまな作業能力を習得しています。
1回目の授業では、クラスごとに調理実習を行いました。身支度の整え方や調理前の準備、食器洗い、片付けの手順を確認し、衛生管理の大切さを学んでいます。手洗いや調理台の消毒など、基本を丁寧に行う姿が見られました。
その後、計量の仕方を練習し、米粉のホットケーキミックスと水で作る「蒸しパン」に挑戦。電子レンジで蒸している間には、使い終わった調理器具を洗って布巾で拭くなど、複数の作業を効率よく進める練習もしました。
2回目の調理実習は、3クラス合同で「包丁とピーラーの使い方検定」に取り組みました。この検定は本校オリジナルのもので、10級から1級までの段階があります。指定された野菜を、指定の方法で安全に切ることができるかを確認しながら、3年間を通して段階的に技能を身につけていきます。
家庭でも、できる範囲で台所の手伝いに挑戦し、調理の楽しさや達成感を味わってほしいと思います。