「JICA地球ひろば」見学 社会科見学講座

2023/10/21

本校では、毎年10月(中間テストの午後)の時間を使って社会科見学講座を企画しています。この講座は、希望者が参加するもので、今年度は「JICA地球ひろば」を訪問しました。はじめに、JICA海外協力隊の方からキルギスで2年間活動していたときの体験談を伺いました。その後移動した体験ゾーンでは、途上国の子どもが実際に運ぶ水の重さ、学校で使われている生徒机やイス、教科書や黒板、本物の地雷、民族衣装などが置かれていて、実際に触れて体験することで開発途上国の現状について理解を深めることができました。生徒たちの発言や行動からは意欲的な姿勢が窺えて、充実した時間を過ごせたようです。以下は生徒たちのコメントです。

 

私は今回の講座を受けて、貧困問題の現状について知ることができました。キルギスの体験談のお話で特に印象に残ったことは、食べ物やトイレの現状についてです。食べ物については、キルギスでは材料から手順を踏んで作る必要があったり、トイレについては地面に深く穴を掘る必要があったりと、先進国との差がまだまだ存在することがわかりました。(3年生)

 

JICAが発展途上国で教育や保健などで必要な資金を提供するような外国で活躍するとても大切な活動をしているのだと思いました。そして今まで日本が資金を外国に提供するだけだと思っていましたが、戦後の日本が今のように発展することが出来たのも外国からの資金が影響していることを知り、私も外国のために動けるような人になりたいと思いました。(1年生)

 

海外に行くときは、必ず「他国(その国)の文化を尊重する」ということを忘れない。また、展示品を見て、助けなければならない人、解決しなければならない課題などの多さを知ることができた。この講座を受けて、自分も何か海外で行動したいと思った。また、このことを多くの人に伝えなければならないと思った。(1年生)