
子どもたちの成長を願って
本園は、子どもたちが幼稚園での生活と遊びを通して、身近な【環境】に出会い、主体的にかかわりながら必要な体験を重ねて、よりよく成長していけるようにと願って、明日の保育につながる【環境】づくりをしています。
子どもたちを取り巻く幼稚園の【環境】には、「ひと」「こと」「場ともの」があります。
ここでは、「場ともの」についてお伝えします。
本園の願いを実現する仕組み
子どもがワクワクするような雰囲気の中で、様々な素材や道具と出会い、子どもがやりたいことをかなえられるように計画しています。そのために「子ども理解→ねらい・願い→振り返り・再構成」のサイクルを大切にして環境を用意しています。図では船づくりの一例を紹介します。


園庭では「自然とかかわる」「科学する」「運動する」ことを通して、必要なことを体験し、学べるように環境を整えています。現状にとどまらず、子どもの遊びの姿を振り返り、よりよい環境づくりを目指しています。


-

自然にかかわる
- 身近な自然や季節の移り変わり、その面白さや美しさなどに関心がもてるように。
- 水・砂・土などの自然の素材に親しみ、素材の面白さに気付いたり、その性質を活かして遊びに取り入れたりして楽しめるように。

-

科学する
- 疑問に感じたことを試したり工夫したり、発見を楽しんだりできるように。
- 興味関心をもったことに夢中になり、探究できるように。

-

運動する
- 全身を巧みに使えるように。
- 身体を動かして遊ぶ楽しさを味わえるように。
- 目的をもって挑戦し、やり遂げる喜びを味わえるように。


子どもたちが安心して、活動に熱中するための空間のあり方、活動を豊かにするための保育室内の道具や素材のあり方、整理整頓のしやすさなど、子どもの必要感に応じながら環境をつくっていくことを大切にしています。


-

明るく楽しい生活
- 安心して生活し、伸び伸びと自己発揮できるように。
- 先生や友達と一緒に過ごす楽しさを味わえるように。
-

気持ちよい生活
- 健康な生活に必要な生活習慣がわかり身に付け、進んで行えるように。
- 季節の変化を感じたり、自然や身近な事象に関心をもったりできるように。
- 感じたことを様々に表現して楽しめるように。
- みんなで心地よく暮らせるように。
-

「し合う」生活
- 喜び合う、表現し合う、励まし合う、話し合う、折り合う、認め合う、学び合うなど。
- 先生や友達と一緒に様々なことを体験し、ともに成長していけるように。