「みんななかよし」を求めて

 幼児期は人とつながり合いたいという心情が豊かに育つ時期です。だからこそ、言葉だけではうまくつながりにくい自閉症の友達と一緒に幼稚園生活を過ごしながら「どうすれば気持ちが伝わるんだろう」「何を思っているのかな?」など、仲良くなりたいという心情を土台として、皆が試行錯誤を繰り返します。

 だからこそ、気持ちが通じ合ったと思えるような時は、うれしさも大きいものです。友達とつながった喜びは、かけがえのない経験となっていきます。

 「混合教育」を特色とする園生活で培った力は、今後ますます多様化がすすむ社会の中で、人とコミュニケーションをとるための重要な力であり、また自信となるのです。

交流しながら互いに成長していく

 自閉症の友達は、いろいろな面で繊細さを抱えています。音や感触への過敏さ、
あるいは、いつもと違う雰囲気が苦手であったりもします。

 このような繊細さへの対応として、安心して幼稚園生活が送れるように、本園は
自閉症児が過ごしやすく環境を調整した少人数クラスを設置しています。どのクラ
スにあっても、どの幼児にとっても、安心し安定して過ごせるからこそ、それぞれ
の園児が自分らしく個性を発揮できます。この土台にのって、様々な交流を進め、
出会いの機会を増やしていきます。

 「混合教育」を特色とする園生活で培った力は、今後ますます多様化がすすむ社
会の中で、人とコミュニケーションをとるための重要な力であり、また自信となる
のです。

保護者の方と一緒に

 自閉症は、一般的にコミュニケーションの障害といわれています。言語を中心とした意思伝達がスムーズにいかないことが多いのです。
それゆえ、ご家庭においても、多くの苦労をされています。創立者の北原キヨは、幼稚園創立当初に自閉症児と寝食をともにすることから、「生活療法」を見出し、その後、保護者とともに上級校設立などを通して、一貫教育を作り上げてきました。この成り立ちゆえに、子どもを中心として保護者と共にある学園として成長を続けています。