武蔵野東学園広報 第53号   2019年 3月8日発行

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教育センター

 ダンス教室発表会  
 ダンス教室は、小学校1年から6年の女子を対象としたプログラムです。音楽やリズムに乗って体を動かし、風や水、植物、動物など、身近な自然を体で表現する喜びを体感しながら、筋力や柔軟性といった基礎体力を養うことを目的に活動しています。年度末には、1年間の学びの成果を披露するダンス発表会を開催しており、今年も多くの友だちやご家族が応援に来てくださいました。今回は、『タオル体操』と『ずっと ずっと えがお』の2作品を発表しました。

 『タオル体操』は、ダンス教室で日頃から行っている準備運動のひとつで、首や背中、肩甲骨等の筋をほぐし、関節の可動域を広げるのに効果的な体操です。タオルを持つことで、体の部位を意識しやすくなり、体側の伸展や腰の捻転時には、体をしっかりと固定することができるのでストレッチ効果が高まります。舞台では、リズムに乗って、伸ばすところ曲げるところを意識して行うことができました。

『ずっと ずっと えがお』は、笑顔と絆がテーマのアップテンポなダンスです。友だちと踊る楽しさを感じることができるように、集団やペアで手を取り合ったり、顔を合わせて微笑みあったりする場面がたくさん盛り込まれています。子どもたちは、可愛らしいチャイナ服と髪を飾るリボンの衣装が気に入り、舞台を心待ちにしていました。こうした気持ちを引き出すことは、子どもたちの情操を育てる上でとても大切なことだと感じます。本番の雰囲気にのまれることなく、どの子も最高の笑顔で踊ることができました。会場も、たくさんの笑顔と拍手でいっぱいになりました。
タオル体操
ずっと ずっと えがお
 コンピュータ教室の発展 
 コンピュータ教室は、教育センターが北原記念館での本格始動を始めた2006年に開設され現在に至ります。受講対象は小学校5年から高校生で、たいへん人気のあるプログラムとなっています。使用しているパソコンは、株式会社富士通エフサスから寄付していただいたもので、初期の頃から教室の発展を支え続けてくださっています。
 教室開設の初志に「コンピュータを生活を豊かにするための道具として使いこなせるようにする」という考えがあったことから、指導の重点を「入力」すなわちタイピングに置くことを決め、以来さまざまな工夫と研究を重ねてきました。
 ホームポジションや運指の規則については、色分けされたキーボードとそれに対応した手袋をつけるシステムによって、多くの子どもたちがタッチタイピングを習得しました。また、ローマ字が未習得の者には、彼らの多くが興味をいだく電車ネタを用いたアプローチで成果をあげています。「駅名タイピング」はそのひとつで、特製のローマ字表を参考に、路線図順に駅名を打ち込んでいくだけのシンプルなものですが、効果は抜群です。
 
 開設から14年目を迎え、指導内容も基本から応用までを学べる教室へと大きく発展し、昨年度から日本情報処理検定協会の検定を受けられるように講座を整備しました。今年度は、昨年を上回る20名の受講者がパソコンスピード、日本語ワープロ、文書デザインなどの検定を受検しています。パソコンに全く触れたことがなかった彼らが、検定資格を目指すまでに成長し、ここで学んだ知識や技能によってコンピュータが生活の道具となっていることをとても嬉しく思います。
運指の規則を視覚化した練習システム

情報処理検定講座の様子

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