武蔵野東学園広報 第32号
平成21年(2009年)12月17日発行

180-0012 東京都武蔵野市緑町 2-1-10
Tel. 0422-52-2211㈹ Fax. 0422-53-1090
http://www.musashino-higashi.org

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小学校校長 木村 修二 

目  次

 P.2 幼稚園
 P.3 小学校
 P.4  中学校
 P.5  高等専修学校
 P.6  教育センター
 P.7 学園総合
 P.8 お知らせ

    『東だより』 バックナンバー

 小学校校長に就任して9ヶ月が経とうとしています。昨年までは、教頭という立場から子どもたちや学校全体を見ていましたが、4月からは、今まで以上に多方面から見るようになりました。校長という重責とともに、子どもたちの成長や保護者の方々の子どもへの思いを直接肌で感じることができ、自分自身を一回りも二回りも成長させてもらっていることに感謝しています。創立者である北原キヨ先生は、「この学校は、子どもと親と先生方で作り上げていく学校なんです。」とおっしゃっていました。この言葉は、学校の教育方針と親の考えや想いが同じでないと、子どもの健やかな成長は望めないことと、教育の中心には常に子どもがいるということを忘れてはいけないということだと思います。

時代は移り変わっていますが、「子どもの幸せを願う親の心」は、いつの時代も不変です。子どもたちが、毎日学校に来ることが楽しくて仕方がない魅力ある学校であるよう、一日一日精魂込めて子どもたちの指導にあたりたいと思っています。

 武蔵野東学園は、昭和39(1964)11月に武蔵野東幼稚園を創立、同じ教育方針の小学校を設立してほしいという保護者の願いで、昭和52(1977)年に武蔵野東小学校、6年後の昭和58(1983)年に武蔵野東中学校、さらに3年後の昭和61(1986)年に武蔵野東技能高等専修学校を設立し、今年で45周年を迎えました。しかし、それまでの道のりは平坦ではありませんでした。小学校、中学校の設立には、近隣からの反対運動が起こり、学園の教育を理解してもらうために、教師と親とが一丸となって説明会や署名運動を行いました。創立者の熱い思いと、教員そして保護者の熱意と協力があったからこそ、45年という短い期間に、これだけの総合学園に成長したのだと思います。

昭和64(平成元)年には創立者である北原キヨ先生、その6年後には北原勝平先生がご逝去され、悲しい時期がありました。その後を受け継いでいただいた故野田彰先生を学園長とし、教職員全員が力を合わせ、創立者の意志を引き継ぎ、教育にあたりました。現在は、寺田理事長の経験豊富な視点からのアドバイスを受けながら、教職員が一体となって創立者の理念を継承し、更なる発展を目指して日々の指導にあたっています。

 5年後の平成26(2014)年には、学園創立50周年という大きな節目を迎えます。学園創立30周年の際には「ロゴマーク」の制定、学園創立40周年には、ビデオ「21世紀に輝く、武蔵野東学園であるために」を制作し広報活動に役立てました。そして、長年の夢でもあった北原記念館、北原記念体育館の建設が実現しました。

  先日、学園創立50周年記念事業に向け、全職員に学園全体と所属園校の両方の視点から「キャッチフレーズ」「学園の求心力」「対外アピール」「夢の実現」の4点についてのアンケートをとりました。項目ごとに意見を集約し、具現化させるための話し合いを繰り返し、実施に向けて計画を練っていきます。既に学園創立50周年のロゴマークの制定と募金活動については、推進していく予定です。全職員の士気を高めることはもとより、在校生の保護者の皆様やOBの方々のご協力とともに、記念すべき学園創立50周年を迎えたいと思っていますので、何卒よろしくお願いいたします

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