学習 2011

 

ハワイ学習 初日 (現地からの掲載より)

 無事、成田を出発し定刻よりやや早めにホノルルに到着しました。時差の関係で少々眠そうな生徒もいましたが、ホノルル空港のハワイの雰囲気にすっかり目も覚め、市内観光へ出発しました。 
 ガイドさんの話を聞きながら、古戦場でもあり世界3大強風スポットで有名な「ヌアヌパリ」へ。風の強さや、展望の美しさに生徒たちはとても驚いていました。その後、国立軍人墓地である「パンチボールの丘」や「カメハメハ大王の像がある最高裁判所」を見学し、ホテルへ。ランチをいただき、各家庭に向けてエアメールを 書きました。午前中は小雨が降っていましたが、特に問題なく予定通り見学できました。 
 午後からは雨もあがり日が出ることもあり、過ごしやすい陽気となりました。「インターナショナルマーケットプレイス」や「ABCストア」で買い物をし、更に希望者はプールで楽しみました。その後、部屋で一息入れ、夕食のビュッフェをたくさんいただきました。今日は早めに就寝し、明日に備えます。 
 明日は、「パイナップル畑」「ポリネシア文化センター」の見学を予定しています。 

 

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ハワイ学習 2日目 (現地からの掲載より)

 ホテルでの最初の夜、たっぷり睡眠をとり、「パシィフィックビーチホテル」での朝食で1日が始まりました。ここには、大きな水槽にたくさんの魚が泳いでおり、私たちを楽しませてくれました。 
 朝食後は、まず「ドールパイナップル畑」へ行きました。広いパイナップル畑を見て、規模の大きさにビックリしました。とてつもなく大きなパイナップルのソフトクリームに目を丸くしていましたが、グループのみんなと一緒に食べ、良い想い出の一つになりました。 
 その後、サーフィンの国際大会が行われる「サンセットビーチ」を見学し、「ポリネシア文化センター」へ。ここでは地元の大学生のガイドのもと、ユーモアたっぷりのサモアショーや、ポリネシアの島々独特のダンスが見られるカヌーショーを楽しみました。例年炎天下の中での見学でしたが適度に曇り、暑い思いをせずに済みました。 
 帰りに「モアナルアガーデン」によりました。ここには、「♪この木なんの木」のコマーシャルで有名な、モンキーポッド(ねむの木)があります。あまりの大きさに感動を覚えました。 
 夕食は、「ホテルシェラトン」へ。ハワイアンのステージショーをBGMに、ローストビーフや海苔巻き、スパゲッティ、ケーキやアイスクリーム等々多くの種類の食事をお腹いっぱいに食べました。 
 時差にも慣れ、あっと言う間に1日が終わり、とても充実した日になりました。 
 明日は、パールハーバー、ハワイ大学を予定しています。 

ハワイ学習を終えて A君

 3年間の総まとめ、ハワイ学習はこのように言われていたと思います。その言葉の意味が実際に行ってみて分かりました。バディとの信頼関係、時間厳守、団体行動、幾つかのキーワードがあったと思います。今回の学習でこうした言葉は何度も言われていました。特に自分の場合はB君とバディを組んでいたので、意識することが多くあったかもしれません。
 初日の朝、いつも通りに起床し、もう一度荷物の確認をしていました。初めての海外旅行ということで、不安と期待が渦巻いていたのだと思います。私服で学校に登校していると、なんだか卒業生にでもなったような感覚がしました。学校に着くとみんな私服、これも不思議な感覚でした。集合後、校長先生から話があり、時間厳守について再確認されました。そして出発、成田空港に着くと軽食をとり、その後出国手続きを行いました。薄暗い空港の中で順番を待っていると、緊張感も高まっていきました。後で聞いたことですが、震災後から日本人の旅行客が減り続け、また、節電をしているということで、あのような薄暗い状態になっていたのだそうです。
 飛行機に搭乗してからはあっという間にハワイに着きました。ただそう感じたのは機内で寝ることが出来たからだと思います。無事にハワイへ着き、入国審査を受け、バスにて市内観光が始まりました。最初の見学場所のヌアヌ・パリでは、風の名所と言われているだけあり、台風並みの強風を楽しむことができました。また、アロハのポーズで写真撮影をするなど、ハワイに馴染もうとみんな積極的だったと思います。その後、パンチボールの丘等のホノルル市内を観光し、2号車のガイドさんであったエツコさんはその土地や建物の説明を詳しくしてくださいました。しかし、残念なことに徐々にバス内で寝てしまう雰囲気が出ていたと思います。時差ぼけのため眠くなるのは仕方ないと思いますが、今考えると失礼だったと思います。見学が終わり、ホテルに着くとホッとしました。ハワイ学習1日目はとにかく長い一日だったと思います。
 2日目、睡眠を十分にとることが出来、朝には元気をとりもどしていました。しかし、やはり時差ぼけなのか眠気がとれない日でした。見学場所としてドールプランテーションとポリネシア文化センターに行き、特に自分はポリネシア文化センターのショーが面白く、また、火おこしや入れ墨のペイントなどを体験できることが多くあり楽しく過ごせました。
 3日目、朝から緊張した空気があったように思います。それはパールハーバー、日本軍が奇襲攻撃をしてアメリカの歴史に深く刻まれている場所に行くためだったからだと思います。今まで日本が戦争を仕掛けたところとしてなんとなく知っていただけの場所に実際に行くことにより、自分が日本人ということが少し恐ろしくなりました。戦争というものが何を残すのか、そんなことを考えさせられる機会となりました。また、今回はハワイ大学カピオラニカレッジに行き、ハワイ語や文化の違いを学ぶことが出来、とても楽しく充実しました。ただ自分の場合、英語で挨拶を言うことになっていたので、それが終わるまで緊張がとけませんでした。うまく言えたとは思いませんが、良い経験でした。
 4日目、なんと言っても自由研修を楽しみにしていました。ワイキキの街を歩くということへの期待があり、このハワイ学習の中で特に楽しみにしていたことでした。しかし、自由には危険が伴うということも忘れてはならないことでした。ハワイへ行く前、何度も話に出ていた"オウムおじさん"ですが、確かに至るところで見かけました。観光客が何人か声をかけられている姿も見ました。現実に起こっていることだと知り、少し恐ろしくなりました。また、ワイキキビーチでは海の美しさもさることながら、B君がとても楽しそうにはしゃいでいる姿を見て、何よりも嬉しかった気がします。
 最終日、12日の朝、前日にしっかりと整理をした荷物を持ち、最後の朝食へと向かいました。お土産が多く入ったバッグはハワイへ来た時よりもだいぶ重くなっていました。朝食では班のほぼ全員がアロハシャツを着ている班があり、まとまりがあると感じました。帰りの飛行機の中でも寝られたので、あまり長いフライトとは感じませんでした。日本へ着き、まず感じたのは暑さでした。初日もそうでしたが、気温が高く、ハワイと同じ様な気候だと感じました。それは逆に差があるよりは良かったのですが、不思議な気分でした。
 今回のハワイ学習は本当に夢のような日々でした。朝昼夜と豪勢な料理をいただき、また、毎回様々な見学場所に行き、楽しみ、学ぶことが出来ました。B君や他のメンバーとも最高の思い出が作れたと感じます。しかし、日本に帰ってきたからには、ここから気持ちを切り替え、進路のことなど現実と向きあっていかなくてはなりません。そうしたときに今回のハワイ学習の良い体験を思い出しながらがんばっていける、そんな気持ちになりました。

 

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ハワイ学習 3日目 (現地からの掲載より)

 今日はハワイらしい天候に恵まれ、「パールハーバー」の見学から始まりました。2グループに分かれ、潜水艦「ボウフィン」の艦内や改装されきれいになった展示室の見学を行いました。潜水艦は、第二次世界大戦で活躍した潜水艦とのことでした。中は非常に狭く、80人の乗組員が数ヶ月この中で暮らしていたとガイドさんから聞きましたが、実際に艦内を見学すると寝返りを打てないようなベッドを見て「こんな狭いところで寝られないよ」と言っていた生徒が多くいました。その後、真珠湾攻撃についての映画を鑑賞し、ボートに乗ってアリゾナ記念館へ。アリゾナ号からは例年になく多くのオイルが漏れており、ガイドさんもこんなに多くの漏れているのは見たことがないとおっしゃるくらいでした。この地で日本軍の攻撃により多くの方々が亡くなったことを再確認し、生徒それぞれが戦争の痛ましさを実感しました。 
 昼食は、パゴタホテルで摂りました。みそ汁やそうめんを用意して下さり、日本食を楽しみました。 
 午後は、ハワイ大学カピオラニカレッジでの研修でした。まずは、学内見学。4人の先生方が分担し、丁寧に案内してくれました。その後、佐藤先生 とハワイ人のパラキコ先生のハワイ語等の授業を受けました。その中でハワイの剣玉の紹介やタロイモ(カロ)についての話もありました。 
 ホテルに帰ってきて、約半数の生徒がプールで泳ぎました。今回のハワイ学習を象徴しているかのように、とても楽しそうに過ごしていました。 
 明日は、「グループ行動での買い物、昼食」です。

 ハワイ学習を終えて C君

 自分はハワイ学習でこれまで知らなかった多くのことを体験し、学び、とても充実した内容にすることができました。
 ハワイ学習で考え方が変わったのはパールハーバーのアリゾナ記念館でした。日本軍の奇襲やアメリカ海軍が受けた被害など、とても多くの細かい事が描かれていました。小・中学校と日本で学んだ歴史では分からなかったことがたくさんありました。自分達日本が招いた戦争で多大な被害を与えたのに、日本の教科書では「ただアメリカ軍艦に奇襲をして、それが原因で太平洋戦争が勃発した」と簡単に説明しているだけでした。今回パールハーバーに来て、改めて自分の知っていた歴史がいかに浅かったかが良く解りました。
 他の所ではハワイ大学でハワイ語の意味やリラックス方法などを学びました。特にハワイ語の意味について、アロハというあいさつの意味が、愛・信用・誇り・叡知・歓迎・こんにちは・さようなら・ありがとう・I LOVE YOU などたくさんあることを知りました。また、心を込めてこそ意味があるということを知って、すごい事だなあと思いました。
 ハワイ学習に行かせてくれた家族には本当に感謝してもしきれないくらいです。またいつかハワイに行きたいなと思います。

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ハワイ学習 4日目 (現地からの掲載より)

 ハワイでの学習も最終日となりました。今日は、午前中にグループごとの買い物と自由昼食、午後はワイキキビーチで海水浴をしました。 
 「どこで昼飯食べようか」「アイスクリームも食べたいよ」等々、それぞれが思い残すことなくハワイでの買い物を楽しみました。 
 思う存分に買い物をしたあとは、昼食です。英語での注文でたが、数日間過ごすうちに慣れてきており、どの生徒も食べたいものを注文することが出来ました。 
 午後は待ちに待った海水浴です。4人のライフガードの方々が見守っていただいている中で、安心して過ごすことができました。各グループごとに思う存分楽しみ、また、ライフガードの方が持ってきてくれたサーフボードにのせてもらう場面もありました。 
 夕食後は、天宮先生の司会によるレクリエーションが行われました。点呼競争や先生方の出題によるクイズ大会等、景品が出るということもありとても盛り上がりました。今年度は、カメラマンの方や、旅行会社の方が選ぶ賞もあり、グループでの仲の良さ、ベストバディー等を表彰して頂きました。マグカップ、T-シャツ、ボールペン等々様々な景品を各自が持ち帰ることが出来ました。 
 明日は、帰国。ハワイで過ごした楽しい想い出を持ち帰ります。 


ハワイ学習を終えて D君

 自分は海外に行くのも初めてだったので、出発時からが学習でした。出国や入国では色々な事が初めてで新鮮でした。ハワイに到着して、思っていた以上に広いんだなとバスの窓から景色を見た時そう感じました。
1日目の思い出となると、E君が飛行機の中で寝ていなくて時差ボケになって、一日中眠い顔をしていたこと、F君がショッピングの時にG先生に叱られ「G先生に嫌われた」とホテルの部屋に着いた時も聞いてきたり、いつもはじっくりと話をしていなかったのでハワイではいっぱい話せるなと思いました。見学場所のヌアヌパリでは、カメハメハ大王がここで戦ってハワイが出来たスタート地点を見ることができ、やはり写真で見るのとその場所に行ってみるのとでは、感じるものが違いました。最初のショッピングでは、E君とF君と自分の3人で一緒のアロハシャツを買いました。3人で一緒のアロハを買ったことは、大人になった時にこのアロハを見るとE君とF君の顔が浮かんでくるのが想像できます。きっと彼らも同じだと思います。
 2日目はバスに乗ってココさんの話が最終日のクイズで出るだろうとメモを取りながらドール・プランテーションのパイナップル畑を見学しました。また、自由時間に昨日部屋で話をしていたパイナップルのアイスクリームを食べようと思っていたのですが、皆思っていたことは一緒で長蛇の列でした。そこで、自分たちはレジの違うパインのジュースを飲みました。でもこれがとてもおいしくて、F君は30秒もしないうちに飲みほしていました。ポリネシア文化センターでは、日本の留学生の方がガイドをしてくださって、笑いもありながら文化に触れることが出来ました。ポリネシア文化センターの後に見た日立の樹は、F君が気に入ったみたいで、ホテルでも日立の樹の話で盛り上がっていました。E君は日立の樹の歌が歌えるようになりました。夕食はとてもおいしくて、E君も自分からおかわりしていました。
 3日目にはパールハーバーのアリゾナ記念館に行きました。パールハーバーに行った時に居づらいなと初めにそう感じました。アリゾナ記念館には高齢の方もいて、あのころの日本が何をしていたか目で見て知っていたと思います。イヤホンのガイドでコメントをしている人が「戦争は終わったんです。今は昔じゃない、今は今です」と話していましたが、今、生きている人々もパールハーバーで12月8日に何があって、なぜ今もアリゾナから油が流れ続けているのか、知っておかなければいけないなと感じました。ハワイ大学では海外の学校との違いやハワイのことにもっと細かく楽しく教えてもらいました。その後、夕食を食べた後にみんなでH君の部屋に集まって明日の自由研修の時のお昼は何を食べるか、買い物はどこの場所に行くかなど念入りにミーティングをしました。
 4日目、まず自由研修で行ったところはABCマートでした。そこでは小銭も頭に入れながらTシャツを買いました。次にスニーカーやトレーニングTシャツを売っているフットロッカー、その後ショッピングモールで買い物をしました。そこでは、何とTシャツが3枚で11ドルでした。ABCで買ったTシャツは2枚で22ドルでした。残念です。でも、みんなで笑って話せるいい思い出です。お昼は、ロコモコを食べました。みんなで話したりして決めたお店は、すごくおいしかったです。昼食後には、ワイキキビーチでの海水浴。これでハワイの最後の思い出になるかもしれないからと、みんなではしゃぎまくりました。海が青くてきれいで、とても楽しかったです。夕食のクイズ大会も笑いっぱなしで、最高の夜でした。
夜が明けて帰りの日、バスの窓から見るダイヤモンドヘッドが寂しく見えました。
日本に帰ってきて、両親にハワイでのことをこと細かに話して、恥ずかしかったけど「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えました。この思い出を大切にして、みんなと過ごせる残りの学校生活を大事にしていきたいです。
さあ、気持ちを切り替えて進路決定に向かって頑張っていこう。

ハワイ学習 最終日 (当日の掲載より)

 楽しかったハワイ学習、楽しい想い出を持ち帰り、無事全員が帰国しました。初日は小雨が降ることがありましたが、その後は天候に恵まれ、大きな事故無く予定通り全てのプログラムを終えることが出来ました。ハワイ学習を通して学年の和が育まれ、今後の各行事に発揮されていくでしょう。 
 講堂での解散式では、校長先生より「楽しい想い出を胸に、これからは気持ちを切り替えて、進路決定に向け頑張っていこう。」、天宮先生からは「今回見つかった課題を今後に生かしていこう。」というお話しを頂きました。厳しい進路活動を乗り越え、全員が将来のために頑張ってもらえたらと思います。 
 今回のハワイ学習も、多くの方々に支えられ、ハワイ学習を無事終えることが出来ました。本当にありがとうございました。

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