子どもたちが学ぶ環境は一層充実しました。小学校6年間で多くの学習と体験を積み、ゆるぎない人間としての土台をゆっくり、しっかりつくり、次の中学校につなげていきます。そして武蔵野東中学校では自発的で計画的な学習をしていきながら、それぞれの子どもが学力の伸長を図り、部活動においても優秀な成績をおさめ、まっすぐな心の持ち主となって大きく開花しています。
【平成24年度の重点】
○読書
去年から重点として読書を取り上げ、≪表現する力・創造する力を育成する読書≫をテーマに指導にあたってきました。新しく導入した朝の10分間読書(月・水・金曜日)は、子どもたちの間に定着し、本を読むことが習慣化されつつあります。その時間に学年ごとに作成した「おすすめの本50冊」を読む子どもが多く、低学年では過半数が読了しています。また、校内だけでなく、通学途中や家庭でも本を読む子どもが増えているという報告を受け、1年目の成果が確実に形になってきていると感じています。2年目を迎える今年はその流れを受け、単に本を「読む」だけでなく、何のために本を読むのか、読むことによって何を目指すのか、目的を明確にした指導をしていきたいと考えています。「書く」ことによって「考える力」を鍛え、さらに良い表現を求めて、再び「読む」活動に戻っていく。このような循環的な活動を国語の時間だけでなく、各教科および総合的な学習の時間等で進め、読んだことを生かしながら、自分の考えを持ち、それを他者にわかりやすく伝える力を育成していきたいと考えています。
○スピーチ(ABクラス)
武蔵野東小学校は、平成23年度からスタートした新学習指導要領施行に向け、様々なシステムやカリキュラムの工夫をしてきました。その中で今年度は「スピーチ」を重点にしました。「スピーチ」と言っても、ただ「話すこと」の指導ではなく、論理的に話すという「パブリック・スピーキング」です。主語と述語の関係を曖昧にする話し方は、日本語の良いところでもあるのですが、聞き手側からすると、「誰が」「何を」「どこで」「どうして」「どうなのか」ということが理解しづらい時があり、聞き手側の察しに任せてしまう日本特有の話し方では、世界の舞台で充分に通用しきれない場合があります。文化の違う国の人々に対し、堂々とわかりやすく意見を述べられる子どもに育てるためにも、これからは、国際社会で通用する言語技術や言語感覚を、身につけていく必要があります。以上のことを踏まえて、3カ年計画で「スピーチ」に取り組んでいきたいと思います。
○他者とかかわる力(CDEクラス)
昨年度は、「他者とかかわる力」を重点とし「遊び」や「レクリエーション」の活動を通して、他者とかかわるための基礎作りを行ってきました。少しずつですが、子どもたち一人ひとりに成果が見られていますので、今年度も「他者とかかわる力」を重点として、「遊び」や「レクリエーション」の活動を継続し、スキルアップを目指していきます。子ども同士の会話の幅を広げさせ、口頭でのやり取りや、自分の気持ちを態度や行動で相手に伝えるなどの、関わるために必要なスキルを伸長させていきたいと思います。