武蔵野東教育センターの特色

武蔵野東教育センターは、多くの子どもたちとその保護者の方々を支えるために、
「療育活動」「保護者支援活動」「支援者養成」「研究活動」「広報活動」
という5つの活動を行っています。

これらの活動の中では、特に療育活動の充実に重点を置いています。
療育の目的は、生活に必要なスキルや自ら活動に参加しようとする姿勢、
人とかかわる力などの「生きる力」を身につけることです。

そのために、子どもの個性や能力をよく把握し、その心に寄り添いながら成長を促しています。
子どもたちの生き生きとしたよろこびの表情を大切にしながら、行動に自信をあたえ、
励ますとともに、保護者の方々の学びをバックアップして家庭教育を支援しています。

教育センターが心の通いあうあたたかい場であること、
スタッフが安心できる頼れる存在であることを願い、
“Heart to Heart”「心から心へ わかちあう あたたかさ」を合言葉に活動しています。

50年間の歴史の中で培われてきた経験・実績

武蔵野東学園では、創立以来50年以上にわたり「Daily Life TherapyR(生活療法)」を通して子どもたちの指導をしてきました。「生活療法」とは、学園創立の母である北原キヨ博士が独自に開発した自閉症児のための教育法で、自閉症教育の分野では世界的に認知されています。。毎日の生活を通して子ども一人ひとりの個性を深く理解し、内在する力をできるかぎり引き出して、社会の一員として豊かな生活を送ることができるようになることをめざしています。

学園は1964年の幼稚園開園に始まり、小学校、中学校、高等専修学校、さらに1987年にアメリカマサチューセッツ州にボストン東スクールを開校しました。その教育は国際的な評価を受け、これまでイギリス自閉症協会、ウルグアイ、韓国などから要請を受けて指導員を派遣してきました。また諸外国からの研修員も受け入れています。

教育センターは、1974年に学園が創立した武蔵野東教育研究所を礎とし、本格的に療育部門の機能を拡大充実するために2006年に北原記念館に移転しました。現在、様々なニーズに応えるために各種の療育プログラムを実施しています。

武蔵野東教育センターの活動

武蔵野東教育センターでは、以下の5つの活動を軸に事業展開を行っています。

1.生きる力を育む「療育活動」

学園が開発した独自の教育法である「生活療法」を外部に開放する唯一の場であり、受講者は全国各地に広がっています。プログラムは、個別の学習や言語指導、幼稚園や学校と同じような内容・形態で実施するグループでの指導、また親子一緒で行うものや体育、コンピュータ、ソーシャルスキル、ダンス、音楽、アート、自転車教室の各種教室を実施しています。

また、遠方の方が参加しやすいように夏・冬・春休みに行う短期型の季節特別プログラムなどを提供しています。これらの療育は、個別のニーズに応じながら、子どもたちが家庭や地域社会でスムーズに生活できるようになることを意図したプログラム構成になっています。

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2.子どもと向き合うための「保護者支援活動」

子どもたちの発達を促し、生活していくための基盤を広げていける家庭内教育をとても重要なものと考えています。そのために、保護者を対象とした勉強会、グループ懇談会、個人懇談、教育相談、茶話会などを実施しています。

教育相談では、経験豊富な相談員が、対面あるいは電話にて個々の子どもに応じた家庭での教育方法や接し方などの質問にお答えしています。保護者同士が活発に情報交換できる機会として、茶話会を定期的に行っています。

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3.スペシャリストを育てる「支援者育成活動」

教育・心理・医療・福祉関係などの専門家を招いて「支援者のためのセミナー」を開催しています。保護者にとっては子育ての実践に役立ち、教員や福祉施設などの職員にとっては日々の支援に結びつく内容の講話をしていただいています。

また、教育機関に対しては、要請に応じてコンサルテーションを行っており、教室内でのアプローチの仕方や個性への考え方などについてアドバイスをしています。講演会の要望にもお応えしています。

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4.理解を深めるための「情報発信・広報活動」

ニュースレターやホームページなどを通して情報を発信しています。また、書籍では、広く教育センターの実践を知ってもらえるように「自閉症児の療育」シリーズを発刊しています。

また、学校や幼稚園などの先生方を対象とした教員対象見学説明会を定期的に実施し、療育プログラムを見学していただくとともに、様々なプログラムの内容や目的について説明をしています。予定があえばそれ以外でも見学を受け付けています。

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5.より良い支援方法のための「研究活動」

姉妹校ボストン東スクールとの教育連携をはじめとして、大学や研究機関などと協力して多角的な研究活動をしています。ボストン東スクールとは、テレビ会議システムを利用して、定期的にリサーチミーティングをし、研究活動の進捗状況などの情報交換をしています。

また、より良い支援方法の開発のために、スタッフは日々試行錯誤して研究を重ねています。教育(国語、算数、体育、音楽など)、心理、言語など様々な専門性を持ったスタッフが、それぞれの専門領域についての知識を共有化することで、職員全体のスキルアップを図っています。

親・子・教員がいっしょになって学び、支え合う

教育センターでは、療育プログラム受講中に保護者が子どもたちの様子をガラス越しに参観することができます。子どもたちが何をどのように学んでいるかをじっくりと見ていただいて、保護者にも学んでもらうためです。スタッフも子どもの反応を見たり、保護者の意見を聞いたりしながらいっしょ学んでいます。

また、乳幼児から高校生、さらに大人になってからを含めた長期にわたって支え合うという視点を大切にしています。毎年、プログラムを以前受講していたOB・OGのための「ホームカミングデー」を開催しています。近況報告などを通して、OB・OGや保護者だけでなく、スタッフも成長を喜び、楽しいひとときを過ごしています。教育センターがあたたかい心の拠りどころになれるように、家族といっしょにスタッフ全員でサポートし応援していきます。

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のびのびと学べる設備・施設

教育センターは、武蔵野東学園北原記念館の3階全てを専有しており、20ほどの部屋を備えています。体育活動のできる広いプレイルームやセミナールーム、コンピュータルームなどもあり、様々なプログラムが実施できる環境が整っています。小学校との共有施設として、地下のスカラーホール、屋上、校庭などの使用も可能です。保護者同士でゆっくりと話ができるラウンジや保護者控室も用意されています。

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