第11回 公 開 授 業

               2019年 9月21日(土)10時~

 学びのセーフティネット機能の充実強化

 ― 発達障害のある生徒の教育・就労支援と卒業後の定着フォロー支援 ―  

平成7年7月に「教育の質の向上」、「教員の資質向上」を目的に始めた本校の公開授業も回を重ね、第11回を迎えます。
本校は、開校以来、専修学校の使命である「職業教育」と、発達障害のある生徒と健常な生徒が共に学ぶ「混合教育」を実践してきました。特に発達障害のある生徒に対しては、社会自立を目標に就労支援及び卒業後の定着フォロー支援を展開しており、徐々にではありますが成果をあげてきています。

 今回の公開授業は、その成果について報告するとともに、さらにステップアップをするために多くの皆様からご教授いただきたく存じます。また、今年度文部科学省から委託を受け「専修学校による地域産業中核的人材養成事業(学びのセーフティネット機能の充実強化)」を推進しており、その一環として位置づけ実施します。

 現在の高等専修学校では発達障害をはじめ多様な個性の生徒を受け入れ、その自立を支えている学校が多数あります。2018年度全国高等専修学校協会「高等専修学校の実態に関するアンケート調査報告書」には高等専修学校に通う生徒数の約19%が発達障害のある生徒、支援・特別措置の必要な生徒という結果が出ており、正に高等専修学校が、当該生徒にとっての「学びのセーフティネット」として機能していることがわかります。

 この公開授業をとおして、「教育の質の向上と職業教育の充実」の主旨に沿い、高等専修学校が学びのセーフティネットとして機能していることを発信し、その存在価値を示し、社会的認知向上を目指します。またあわせて、全国の高等専修学校で学ぶ当該生徒が生きがいを持って社会で働けるよう就労の門戸拡大につながればと考えております。さらには、本校といたしましても、授業見学等をとおして本校の教育を皆様にご理解いただければ幸いです。
 多くの方々のご来校をお待ちしております。

学校法人武蔵野東学園       
      武蔵野東高等専修学校
          校 長 渡 辺 正 司