武蔵野東小学校

 平成27年度 学校自己点検・評価

平成14年4月に施行された小学校設置基準等で、学校評価の実施とその結果の公表が努力義務化されて以来、本校では平成15年度より、自己点検評価票を作成しております。そして、平成19年度からは、本校の教育方針・目標・重点とその評価を「自己点検評価票」としてまとめ、ホームページにて公表することにいたしました。本校の現状をご理解いただく参考となれば幸いです。尚、本校はこの自己点検評価を基に、改善・改革に取り組み、より良い教育活動を行うよう努めております。

 

教育目標 正しく(正しい知識と正しい行動)、 強く(強い体と根気のよい心)、 美しく(まことの友愛)を校訓と定め、体力づくりと体験学習を基盤にした知・徳・体の学習により、視野の広い、豊かな感性とたくましい生活力を持つ児童を育成する。
教育の特色

①混合教育  健常児と自閉児が共に学ぶ生活の中から、「思いやり」「やさしさ」「助け合い」 など人間愛の教育、心の教育を目指す。
②小中一貫教育  小中一貫を基本とした学習を通して、基礎学習力・基礎学力を養い、発展的な学習にも取り組ませる。
③多彩な教育   それぞれが個性と能力を発揮できるよう多彩な教育と体験を積み上げ、一人ひとりの可能性をじっくり、大きく伸ばしていく。
④三位一体の教育  児童、保護者、教職員の三者が円滑な関係を育み、児童の成長へとつなげていく。

 

教育の目標と重点

取り組みとその評価

 平成27年度の重点項目

「スピーチ」「買い物学習」

 具体的な取り組み

「スピーチ」
次の4つのポイントにそって指導した。①音読の強化 ②ショウ・アンド・テル(物を見せながら、口頭で紹介する方法)の実施 ③問答ゲームによる分かりやすいスピーチ練習 ④ディベート(4年生以上)による論理的な主張の仕方。
12月に第3回スピーチコンテストを実施した。各クラスの代表がしっかりとしたスピーチをすることができた。
「買い物学習」(CDE組)
1、2年生「道具の扱い、支払いまでの流れなど基礎的な知識を身に付ける。」 
3、4年生「身に付けた買い物の技術を実践の中で確実に行う。」 
5、6年生「個々に応じた課題に向け、状況を判断して自ら取り組む。」
それぞれの学年に応じた内容に取り組み、金銭管理や社会的行動のスキルアップと定着を目指していく。

 成果と達成度

「スピーチ」
 4年目となり積み重ねによる向上がみられた。話すことへの抵抗感が少なくなった。スピーチだけでなく、挨拶や返事など声を出すことも全体的にしっかりとしてきた。今年度で重点としては終了するが、スピーチコンテストやディベートは継続していく。
「買い物学習」(CDE組)
 2年間積み上げた結果、学校で学んだことを家庭へフィードバックさせたことで、子どもに買い物をさせる機会が増えた。学校内のカリキュラムにおいても買い物実習の回数を増やしたことで、一人ひとりの課題にそって取り組むことができ、買い物のスキルを向上させた。

 教員・児童・保護者への浸透度

教員、児童ともに日々の教育活動の中で積極的に推進し浸透している。
保護者へは保護者会やホームページにて取り組みを紹介。買い物実習については前述の通り、家庭での実践も行われた。
Ⅱ 教育環境

 

 校舎・設備等の質的・量的整備状況

点検・補修・改善・管理を定期的計画的に行えた。
 ・ビオトープポンプ修理
 ・西館~記念館通路のビニールカーテン設置
 ・2CDE屋根塗装

 教育機器の適切性と充実度

・iPadを使った指導の研究を進めた。
Ⅲ 教育課程

 

 カリキュラムの特色化と適切性

・知・徳・体、バランスのとれたカリキュラムを編成している。
・専科制を取り入れている。

 教育システム全体の工夫と充実度

共有サーバーによるデータ管理の充実、教務ソフトによる出席簿や成績票の作成

 行事活動

各行事の内容について吟味し、より充実させた。特にスキー教室については3年AB組を狭山スキー場日帰りとし、4~6年生ではAB組とCDE組が一緒に行くことにした。

 校外教育活動

・宿泊学習実施(ゆずり原・チロル学園・富士・山中湖・菅平・沖縄)
Ⅳ 教科指導

 

 指導計画と教員配置

各教科年間指導計画が立てられ、適切な教員配置の中、授業数も確保された。

 習熟度別授業

CDE組は、各学年で「国語」・「算数」の授業時に3つのグループに分かれ実施。

 個に即した授業

放課後補習を実施。

 資格取得状況

英語検定
   2級1名、準2級4名、3級5名、4級12名、5級32名
漢字検定
   2級3名、準2級3名、3級8名、4級5名、5級65名、6級67名、
   7級72名、8級56名、9級64名、10級60名
珠算検定
   4級1名、5級1名、6級3名、7級3名、8級12名、9級30名、10級42名
算数・数学思考力検定
  4級1名、5級1名、6級2名、7級5名、8級9名、9級14名、10級17名
英検ジュニア(受験者数)
 ゴールド11名、シルバー19名、ブロンズ25名
Ⅴ 児童の活動

 

 友愛会(児童会)活動の充実

役員会、体育部会、音楽部会、学校美化部会、保健部会、放送部会、新聞部会、図書部会、理科部会、ボランティア部会で組織し実施。

 部活動

サッカー部、器械体操部、剣道部、ダンス部、吹奏楽部に3年生以上が入部(任意)でき、週2日放課後活動している。その他に合唱同好会や中学校陸上部顧問の指導によるアスリートクラブ(陸上)があり、部活動と掛け持ちができるようになっている。どの部活動も対外試合や演奏会など積極的に参加できた。
Ⅵ 進学指導

 

 進学学習の充実

1~4年生 AB組は、必要に応じて放課後に補習が行われ、5.6年生 AB組は進学学習(希望制)を行い、基礎学力を養い、発展的な学習にも取り組めた。

 進学状況

武蔵野東中学校43名(AB組26名、CDE組17名)・他私立38名(AB組29名、CDE組9名)・国立2名(AB組2名)・都立1(CDE組1名)・公立10(AB組7名CDE組3名)
Ⅶ 研修

 

 内部研修

・年度当初教職員研修会(学園・各園校)実施・教職員学園半日研修会(年間7回)実施・学園教科研究部会、小学校教科研究部会実施

 外部研修

・東京私立初等学校協会研修会参加 ・日本私立小学校連合会研修会参加
Ⅷ その他の教育活動と公開性

 

 保護者の協力

・年間2回土曜日自由登校を「JoyDay」と称して保護者による企画・運営のイベントを実施
・広報部、研修部、学園祭部(東っ子商店、模擬店、バザー、ビンゴ、環境美化、ゲーム)、卒業を祝う会とそれぞれの係に分かれて、子どもを楽しませてくれた。
・CDE組保護者「むらさき会」による懇親会を実施

 地域との連携

・盆おどりや学園祭模擬店に地域の商店出店

 eパル(学童)利用状況

・AB 4,027名、CDE 2,438名

 情報発信

・WEB上にて毎日ホームページを更新
Ⅸ 安全・危機管理

 

 緊急時対応

行政とも連携し、マニュアルに沿って年3回訓練された。
武蔵野市の防災無線定期訓練に参加した。

 防犯・防災チェック態勢

教職員による校務「防犯・防災部」を設置し、教職員防犯訓練やAED講習など実施。また施設設備の安全点検を定期的に行う中で危険箇所の早期発見早期対応に努めた。
東日本大震災を機に、防災備品の見直しをした。

 情報セキュリティー

・マニュアルや規定に則って行う。  ・PCウイルス対策ソフトインストゥール
Ⅹ 保健・衛生

 

 児童及び教職員の健康管理

・年度当初に健康診断実施。   ・身体測定年3回実施。
・年度当初に職員検診実施。(検診結果を教職員に配布し、産業医による再診実施)
・産業医による衛生委員会を年8回実施し、教職員の健康管理に努めた。

 衛生に関する点検

・手洗いうがいの励行  ・給食後の歯磨き
・教室の消毒

 

平成28年度の取り組み

 本年度の教育の重点は「数学的(算数的)思考力の向上」です。新しい課題に取り組みます。子ども達の問題への気付きから根拠を明らかにし、筋道を立てて体系的に考えることや、言葉・数・式・図・表・グラフなどを適切に用いて、問題解決が行えるようにしていきます。
 CDE組は、「生活スキルアップ(お手伝い)」について重点として取り組みます。子ども達の最終目標は「社会自立」です。その基礎を身につけ定着させていくことが、小学校の6年間です。また、挨拶や返事がしっかりとできる子どもを育てていきます。そして、年齢に応じた状況判断ができることも目標とします。

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