武蔵野東高等専修学校
平成27年度 学校自己点検・評価
平成14年4月に専修学校設置基準の一部改正により、専修学校は、「教育活動等の状況について自ら点検及び評価を行い、その結果を公表するように努めなければならない。」と定められました。これを受けて本校では、平成15年度より、自己点検評価票を作成しております。そして、平成19年度からは、本校の教育方針、現状や今後取組むべき課題を「自己点検評価票」としてまとめ、ホームページにて公表することにいたしました。本校の現状を御理解いただきたく参考となれば幸いです。なお、本校は、この自己点検・評価を基に、学校を挙げて改善・改革に取組み、より良い教育活動を行うように努めております。 |
教育目標 | 「理想(VISION)-世のために役立ち、人々に必要とされる社会人となる」を校訓に掲げ、中学校までの義務教育の課程で養われた基礎の上に、社会自立のために、職業技術や専門知識、人間としての基礎的な教養や生活力を身につけさせ、実社会や上級校に送り出すことを目標としています。 |
教育の特徴 |
・技能を身につけ、資格を取得する職業教育 |
Ⅰ 教育の目標と重点 |
取り組みとその評価 |
平成27年度の重点項目 |
・進路指導(職業観の育成) ・自己開示と表現力の強化 |
具体的な取り組み |
《 進路指導(職業観の育成)》 ・進路指導の充実及び職業観の育成を意図して、インターンシップ、職場実習、農業従事研修、校内実習、上級学校訪問、キャリアプランニングカリキュラム等、具体的な取り組みを豊富に盛り込むことによって生徒の学ぶ力生きる力、働く力を高めることに努めた。 ・職業観の育成という点から生徒の体調の自己管理を徹底させ、全校生徒の84%が1年間皆勤を達成し、3年生の63%が3年間皆勤を達成した。 ・キャリアプランニングカリキュラムが定着し習熟度に応じた教科指導を展開した。 ・スキルアップトレーニングを強化し、個々の社会性を向上させた。 ・チャレンジショップ「ゆう&あい」が、インターンシップの場として定着し、更に3学年の調理・製菓コースとタイアップして料理を提供した。 《 自己開示と表現力の強化 》 ・日々の生活と行事(スポーツ大会、林間学習、学園祭、合唱コンクール、マラソン大会、スキー教室、ハワイ学習)を通して自己開示がなされた。 ・スピーチコンテスト及び聞き取りコンテストを実施し表現力の強化を図った。 ・キャッチコピーコンテストを実施した。 ・全校生が「私のしごと作文コンクール」に応募した。 |
取り組みの成果と達成度 |
・3学年全員の進路先が決定し、今年度も就職、進学率100%を成し遂げることができた。 ・表現力、発想力の向上に伴い人間性が豊かになった。 |
教員・生徒・保護者への浸透度 |
・教員・生徒への浸透度は100%に近い。 ・保護者会の出席率が95%と高く、欠席された保護者には別の日程で保護者会を開催し、情報の共有を図った。これにより保護者との協力体制がより強固なものになっている。 |
Ⅱ 教育環境 |
|
校舎・設備等の質的・量的整備状況 |
・トイレの改修工事を行い、衛生面を向上させた。 ・陶芸ガス窯の改修工事を行い、安全性を向上させた。 ・スポーツトレーニング室の器材のメンテナンスを行い安全面を強化した。 |
教育機器の適切性と充実度 |
・ipadを授業に積極的に導入した。 |
Ⅲ 教育課程 |
|
カリキュラムの特色化と適切性 |
・総合キャリア学科における専門コース自由選択制により、個々の目標に即した学習を提供できた。 |
教育システム全体の工夫と充実度 |
・前年度より1年次のクラス編成を4クラスに変更し教育効果が向上した。 ・混合教育と習熟度別クラス編成といった環境の中で自信を獲得し、学力の向上や心身の成長につながった。 ・いじめ対策委員会を設置し、予防教育の徹底を図った。 |
行事活動 |
・生徒から実行委員長が選出され、スポーツ大会、紫峰祭(学園祭)、合唱コンクールなど生徒自らが主体的に企画、運営した。 |
校外教育活動 |
・ハワイ学習、林間学習、キャンプ実習、マラソン大会、スキー教室、農業従事研修を実施した。 |
Ⅳ 教科指導 |
|
指導計画と教員配置 |
・年間計画及び週の立案により計画通り進み、教員配置も問題なかった。 |
習熟度別授業 |
・開校以来、普通教科は習熟度別授業を展開している。 |
個に即した授業 |
・後期試験後にキャリアプランニングカリキュラムを実施した。 ・オリジナルテキストの使用や補習・土曜日のオープンスクールにて個別指導を行った。 ・発想力の向上を目指し発想力育成のカリキュラムをH.Rに導入した。 |
資格取得状況 |
・英語、漢字、ペン字、社会常識能力、電卓、ワープロ、情報処理、パソコンスピード、文書デザイン、IT活用能力、ビジネス、レタリング、食物調理検定等、多数取得。 |
授業評価 |
・教育再生実行会議の有識者の視察を受けた。 ・多数の教育関係者の視察を受けた。 ・年2回の「見学会」を設け、授業を公開し、評価を受けている。 |
Ⅴ 生徒の活動 |
|
友愛会(生徒会)活動の充実 |
・紫峰祭(学園祭)において、生徒の隠れた才能を発表する場を設けた。 ・Webページを通して、活動状況を生徒の生の声で情報発信する機会を多く設けた。 ・友愛会三役を中心に学校説明会や体験入学において自己の体験談を発表する場を設けた。 ・クラス単位でECOを意識し、ペットボトルキャップ、アルミ缶、牛乳パック等を回収してコンテストを行った。 ・入学式・卒業式において生徒・保護者の対応をサポートした。 |
部活動実績 |
・ラグビー部、卓球部、陸上部は高体連の大会に出場。 ・全国高等専修学校体育大会において、卓球男子団体優勝、個人優勝・準優勝、スポーツ吹き矢団体優勝、個人優勝・準優勝を収めた。 |
各種表彰 |
・「私のしごと」作文コンクールで11年連続、優秀団体賞を受賞し、東京都知事賞を2年朝比奈更紗さんが受賞した。 |
Ⅵ 進路指導 |
|
進路相談の充実 |
・生徒・保護者合同の進路説明会及び三者面談を実施した。また、個々の進路希望に即した相談にもタイムリーに対応した。 |
就職結果 |
・今年度も就職率は、100%であった。 |
進学結果 |
・全員が志望した大学、専門学校に合格した。 |
Ⅶ 研修 |
|
内部研修 |
・学園全体の研修で講師を招いての研修、教科別研修を実施した。 |
外部研修 |
・高等専修学校進学研究会(中専協夏季研究協議会)に19名の教員が参加した。 |
Ⅷ その他の教育活動と公開性 |
|
保護者との協力 |
・後援会活動を中心にしたバザーや広報紙の発行を行った。 ・成人を祝う会を卒業生の保護者と連携して開催。 |
地域との連携 |
・農業従事研修を通して地元NPO法人南アルプスファームフィールドトリップとの交流を深めた。 ・ラグビー部・卓球部・野球部は地域のスポーツ団体と継続的な交流を行った。 ・地域支援サポーター養成講座(武蔵野市)に多数の生徒が参加し介護や高齢者ケアについて実践的に体験した。 |
外部との連携 |
・聖心インターナショナルスクールとの交流授業を実施した。 ・3年生対象の租税教室の実施した。 ・成年後見個別相談会を実施した。 |
情報発信 |
・文部科学省委託事業を推進し、「混合教育の成果」「障害ある生徒の就労支援及び卒業後の定着フォロー支援について」の取り組みをまとめ、広く全国に情報発信した。 ・Webページトップを見やすく、分かりやすくするためにリニューアルし、よりタイムリーな情報を発信した。 ・第8回ここコン「中学生こころの作文コンクール」を実施した。 |
Ⅸ 安全・危機管理 |
|
緊急時対応 |
・全校生徒が3日間、帰宅できず、学校で寝泊まりしても大丈夫なように、新たに缶入りパンや保存水、クイックシュラフや簡易トイレを購入。その他にも発電機、投光器、手巻き式ランタン等の新たな備品もそろえた。また、生徒の安全を第一に考え、防災マニュアルの見直し等も行った。 ・総合訓練(通報・初期消火・避難)を実施した 緊急連絡用にメルポコ活用大震災に備え、危機管理体制を確認した。 |
防犯・防災チェック態勢 |
・消防設備点検とセコムによる防犯管理を実施した。 ・新しい消防計画を武蔵野消防署に提出し、承認を得た。 |
自転車通学者対応 |
・自転車通学者の安全を確保する免許制が定着し、無事故であった。 |
情報セキュリティ |
・セキュリティのISを導入し、セキュリティを強化した。 |
Ⅹ 保健・衛生 |
|
生徒及び教職員の健康管理 |
・定期健康診断を行い、健康管理に努めた。 ・学校薬剤師による空気検査及び照度検査を行い、アドバイスを教育環境に活かした。 ・インフルエンザ予防接種を実施した。 |
衛生に関する点検 |
・日々の水質検査及び東京顕微鏡院による簡易水道検査を行った。 |
平成28年度の取り組み
・平成27年度の重点項目も「進路指導(職業観の育成)」と「自己開示と表現力の強化」継続とした |
[ 高等専修学校トップページへ戻る ]