学校長あいさつ

武蔵野東中学校
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校長 石橋恵二

混合教育の中で  

本校は、健常な生徒と自閉的傾向の生徒が共に学びあう学校で、開校以来の大きな特長となっています。心の教育が叫ばれている昨今、互いの良さを知り、自分とは異なった個性を受け入れながら、一緒に寄り添い歩んでいく姿勢をもつことは、これからの時代を生きていく中でとても大切なことだと思います。人を気遣い、人にやさしく、そして人間そのものを深く考えられる環境がここにあります。また本校独自の「生命科」の授業では、「友愛」「命の尊厳」「福祉」「平和」「将来観」といったことを学び、単なる徳育ではない、自分自身と他者とをしっかり見つめる時間となっています。

本校で学んだ卒業間近の生徒たちが「この学校で学んだことで、自分の心の幹を太くし、揺るぎないものとしてくれた」、「障害をもっていても、自分たちのかかわりかたで心が通い合い、自分が頼りにされているということを強く感じうれしかった」と語っているのを見聞きするたびに、この教育が自閉症の子どもたちだけでなく、健常な子どもたちにも有益なものであり、双方が恩恵を受けているものであることを確信するのです。

 

心もからだも学力も

小学生の時代はよく遊び、多くの体験をしながら視野を広げ、なんにでも興味をもつことが大切です。中学生はそれらを土台として、今度は大人としてのさまざまな素養を身につける時です。心もからだも成長している時だから、真剣に「打ち込む」ことによって今以上の力を身につけてほしいと思っています。

活気のある学校には、生徒たちに目標があり、意欲がありますが、学校行事に向かっていく本校の生徒たちの様子や友愛会(生徒会)を運営していく姿勢を見るにつけ、「東」の生徒たちが実にさわやかで前向きであるかを思い知ります。規模として大きな学校ではありませんが、部活動や体力テストの成績が全国、関東レベルのものが多いのも、生徒たちの意欲や集中力、そして個々の潜在的な力を開花させるためのきめ細かい指導があってのことでしょう。

学習に関しては、本校独自の「自主学習プランノート」を活用して、計画力と実行力を育んでいきます。担任からは、そのノートを通じて毎日コメントが入り、生徒たちはそれを反省と励みとしながら日々の努力を重ねています。学力を向上させていくためのステップはどの教科もよく考えられていて、さらに上をめざす指導やクラスもあります。そして高校受験には万全の体制をつくり、「学校の中で受験に対応する学力をつ ける」ことを学校の姿勢としています。

自分の将来像を見つめ、自分の進路としてとらえていけるのは、心身のバランスがとれた「15歳」という節目だと私たちは考えています。生徒たちには、毎日を漫然と送るのではなく、温かい精神を育て知性を輝かせる充実した中学校生活を過ごしてほしいと願っています。受験をネガティブにとらえるのではなく、それをきっかけとして未知なる自分をこの学校の3年間で再発見し、学力を飛躍的に伸ばす機会にしてほしいと思うのです。

 

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