合格体験記 「後輩たちへ」

 

 国立 東京学芸大学附属高等学校

 萬谷 悠太 <平成26年度卒 第30期生>

私が学芸大学附属高校を志望校として考え始めたのは夏休み明けの三者面談から。駿台模試も、3年生になってから受け始めた。そんな私が進学塾にも通わずに合格できたのは、学校の授業と特別進学学習(以下特進)の成果、そして好奇心を持って学習に臨んだことだと振り返って思う。

 授業や特進で、できるだけ多くのことを吸収しようとする姿勢はとても大切である。5教科の授業だけでも毎日3~5時間あり、特進も含めるとその重要さは自明である。武蔵野東では、教育のプロである先生方が親身になって教えてくださるので、ひたすら先生方を信じてついていくことは、受験を闘いぬく上で非常に大きな財産になる。
 
 また、好奇心を持って学習に臨む、ということは日々の学習成果の可能性を大いに広げる。具体的に述べると、社会や理科の問題を解いていて少しでもわからない出来事や人物、現象などに出会えばすぐに卓上の電子辞書で調べた。教科書や解説に載っている知識のさらに上に触れることで、その知識は自分のものになるし、学習の中に楽しさが生まれる。さらに私は、読書を大切にし、活字になるべく多く触れることを推奨したい。私は3年間で海外のファンタジー、推理小説、歴史小説など、あらゆるジャンルの本を読んだが、そのすべてが受験を含む多くの場面で私の力になった。特に2年生の時「竜馬がゆく」を読み、司馬遼太郎という一人の作家に出会ってからは、幕末から明治にかけての歴史は教えられずとも細部の細部まで調べ上げ、結果的に歴史全般が好きになった。私は「何々の本を読んだほうがいい」などというアドバイスはしないが、それぞれが1つは好きな作家なり分野なりを見つけ、自分のものにすれば良いと思う。

 私は3年生になる時には、毎日何時間も遅くまで勉強し、勉強一色の高校受験を想像していた。もちろんそういった努力の経験は入試本番になって自信になる。しかし私の受験勉強を振り返ってみると、想像していたのとは違っていた。私は、「勉強しなくてもいい」と言っているわけではない。志望校の問題を徹底的に分析し、得点力を伸ばすための学習も合格のためには欠かせない。ただ、いたずらに気を張って、合格のため、と考えすぎるのはかえって本番でのプレッシャーにつながってしまう、ということを伝えたい。受ける学校にもよるが、問題集をただひたすら解いて凝り固まった知識を頭に詰め込んでも、本番ではあまり力にならない。問題を見て、答えを連想して導き出せるような回路を鍛えることが、合格だけでなく、その後の人生に於いて役に立つように思う。「受験勉強」を「受験」のためだけのものにとどめないようにそれぞれが工夫してもらいたい。後輩たちの健闘を祈っている。

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 都立 戸山高等学校

 高田 普 <平成26年度卒 第30期生>

高校受験が終わった今、この1年間を振り返ってみると、本当に得るものが多い貴重な1年だったと感じます。自分のやりたいことは何か、長所や短所はどこなのかについて改めて考え、自分自身と真剣に向き合うことができました。これまで生きてきた15年間で一番悩み、努力した分、第1志望に合格することができたときには、大きな喜びとともに達成感がありました。
東中学校で高校受験を経験した者として、私が感じたことや得たことについて、後悔なども含めて、少し書いていきたいと思います。

 この1年で、私にとって大きな存在だったのは特進でした。何十回もの特進の授業を受けていく中で、着実に実力をつけていくことができました。特に夏期講習の特進では、毎日課題があり、後半からかなりきつくなっていき、受験が嫌だと思ってしまうこともありました。しかし、それらの日々を乗り越えたからこそ少しずつ自分に自信がもてるようになってきました。この自信は受験当日の大きな支えとなります。
 特進に関する私の後悔としては、一つひとつの特進の授業を大切にし、間違えたところを初めからしっかりと定着させていればよかったということです。私は11月くらいまで間違えた問題の解き直しを疎かにしてしまっていて、なかなか志望校の過去問分析に入れずにとても焦りました。

 受験までの1年間は長いようで、やらなければならないことが多く、あっという間に過ぎてしまいます。特進に限らずですが、東中での経験は、すべてが必ず受験に生きていきます。そして、それらが受験当日に自分を支える自信となります。一つひとつのことを大切に過ごしていってください。

 次に、都立の推薦試験についてです。都立の推薦は倍率がとても高いため、私は不合格だったときのことを考えて、合格は難しいのだと自分に言い聞かせていました。推薦試験で私が感じたのは、武蔵野東中学校に通うことができていて、本当に良かったということです。試験当日は、周りの人たちが自分より何倍もできるように見え、どんどん自信がなくなっていきました。しかし、そこで東中で過ごしてきた日々、やってきたことを振り返ってみると、「あれだけ頑張ってきたのだ。自分は他の人にはない経験がたくさんあるのだ。」と自信が戻ってきました。

 1日目の小論文では失敗してしまったなと感じましたが、2日目の個人面接では、とにかく全力を出し切ろうと、自信を持って臨みました。結果ははれて合格。個人面接で東中での経験を中心に自分をアピールし、挽回できたのだと思います。
前にも書いたように東中での経験は、必ず受験に生きていきます。それらの経験すべてが自分をアピールするポイントです。試験当日は、是非自信を持って臨んでください。
 
 最後に、私は高校受験を通して大きく成長することができたと感じています。今まで支え、応援してくださった先生方には感謝で一杯です。本当にありがとうございました。
 これから受験を迎える後輩の皆さん、受験は厳しいものですが、どんな結果であっても自分を大きく成長させてくれるものです。自分が絶対に行きたいと思える高校を見つけ、全力を尽くしてください。

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 都立 日比谷高等学校

 鎌本 紗衣 <平成25年度卒 第29期生>

 「今の自分を作っているのは過去の自分。未来の自分を作るのは今の自分。」東中の先生方は高校受験に向けての心の持ち方や勉強の仕方について等、たくさんのことを教えてくださったが、その中でも、私は受験勉強をしていく中で特に担任の先生が話してくださったこの言葉を胸にとめ、受験勉強に励んだ。私がこの言葉を聞いた時、まさにその通りだと思った。自分の志望する高校に合格するためには、今勉強するしかない。私は何度もそう自分に言い聞かせて、勉強をした。

 都立の推薦入試は倍率が高く、狭き門である。そのため、先生方に言われたようにあくまで一般入試で受かる気持ちで勉強をしていたので、推薦入試で受かるとは想定していなかった。
 受験当日。受験会場の教室に入り、私の受験番号の書かれた紙の置いてある席に着いた。先生に緊張した時の必勝法は自分よりも緊張している人を探すことだ、と言われたことを思い出し、他の受験生を見渡したが、皆緊張しているようには見えなかった。集団討論では、何よりも討論のレベルの高さに驚いた。国連の世界共通語を知っていたり、私が考えもしなかった意見を述べたりする人ばかりだった。私の想像していた討論の様子を遥かに超えたレベルの高さに血が騒いだ。この学校に行きたいとさらに強く思い、討論を心の底から楽しんだ。試験を終えた後はすべてを出し切ったという気持ちで、どんな結果であろうと悔いはないと思った。合格発表までの日々は期待を持たないようにと、何度も不合格のイメージトレーニングをしたものだ。

 日比谷高校の推薦入試を終えて、都立の推薦入試に関するアドバイスをしたいと思う。
 まず1つ目は、自分の志望する高校の見学や説明会、文化祭にはできるだけ多く足を運ぶということだ。そして、自分の志望する高校の特色を研究することが大切だと思う。私は個人面接で「SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)の活動について」「高校2年生まで全教科必修であることに対する自分の考え」 「文化祭の劇を見て、来年さらに良いものにするためにはどのようなところを改善し、工夫を施すべきだと思ったか」について聞かれた。私は高校のことについて調べ、自分が高校に入学したらどのような取り組みをしたいのかについて、考えていておいて良かったと思った。
 そして2つ目は、日頃から自分の将来の夢や、将来やりたいことについて深く考えるということだ。面接では必ず、今考えている将来の夢や進路について聞かれる。将来のことは、受験を前にして考え始めるのでは遅い。高校卒業後の少し先の将来も視野に入れて、早くから考えておく必要があると思う。
 きっと高校入試に対して不安を抱いている人が多いと思う。私も2年生の頃は不安でいっぱいで、嫌でも受験と直面しなくてはいけなくなる3年生になりたくなかった。しかし、一生懸命教えてくださり、サポートしてくださる先生方、特別進学学習で共に頑張って励ましあえる仲間の支えがあって合格することができた。受験は一人の戦いのようだが、そうではないということを知った。同じ高校受験という目標に向かって頑張る仲間や、全力で指導して応援してくださる先生方がいる。受験を辛く感じた時、この周りの人たちの存在は大きかった。

 結果として推薦入試で合格することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
 後輩の皆さん、健闘を祈っています。

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 早稲田大学高等学院

 小松 大我 <平成25年度卒 第29期生>

私が本格的に受験と向き合ったのは、部活の引退が決まった6月の終わりのことだった。部活にどうしても熱を注いでしまっていた私は、受験のことなんて考えられなかったからだ。

 私は中学校3年間で一切塾に通ったことはなく、頼りとなるのは学校の特別進学学習だけだった。私のグループでは毎回グループ内でテストを行っていたのだが、私は下から数えたほうが早いのが当たり前で、嫌でも受験に対する危機感は覚えた。自分だけ受験に失敗するのではないかという不安感も覚えた。そんなネガティブな考えに苛まれたとき、私は藁にもすがる思いで先生に相談をした。この先、自分はどのような学習方法で受験に挑むべきなのかと。すると先生は親切に優しく教えてくださった。今まで特進でやってきたことをしっかりと復習すれば君なら大丈夫だと。その言葉を聞いた私は何だか一筋の光が見えた気がした。あれやこれやと色々な問題集を必死になって隅々まで解きまくる勢いで勉強を行う必要はなく、学んだことを落ち着いて自分の力に変えていけばいいのだと教えられた気がしたからだ。

 私は第1志望の早稲田大学高等学院の推薦試験にかなりの力を注いでいた。そして私の家族も、学校の先生方も温かく私をサポートしてくれた。30分間の面接という恐ろしい試練に乗り越えるための対策に、何度も付き合ってくださったことは本当にありがたいことだったし、試験当日の自信の糧となった。

 1月になると推薦試験の対策が本格化し、受験勉強は少しおろそかになった。だがそれでも実力は徐々に向上し、ここは相似を使えばいいのではないか?筆者の主張はこの部分なのではないか?などと自分なりにぼんやりとしたコツとも言うべきものを掴めたような気がした。もう一方の推薦試験の対策も何回も模擬面接を積み重ねることで柔軟に物事を考え、自分の考えを主張できるようになったし、印象が良くなるような爽やかな笑顔と受け答えを自分なりに磨き上げることもできた。

 結果、私は第1志望の早稲田大学高等学院に受かることができたのだが、この結果は自分ひとりで勝ち取ったものなのではなく、本当に家族や先生などの周りの人からの支えがあったからこそ手に入れることができたのだと痛感した。一般受験は併願優遇をいただいていた学校のみしか受けておらず、自分の1年間の受験勉強の成果を発揮する機会がなかったのは自分の中で少し気がかりにはなっているのだが、まあそんな贅沢は言わず高校生活に向かってこれからも日々精進していきたいと思う。
 
 最後に、これから受験に挑んでいく皆さん。切羽詰まりすぎず、時にはゆっくりと休憩する時間もとって、復習を大切にしながら受験勉強に励んでください。皆さんの明るい未来を心から願っています。

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 都立 日比谷高等学校

 町田 侑芽 <平成23年度卒 第27期生>

私が本当に受験を意識したのは、ダンス部を引退して少したった12月のことだった。確かに、7月には第1志望を日比谷高校と決めていた。しかし、その時は受験のことをあまり真剣に考えていなかった。

特進で、私のグループは毎回テストをした。今思えば、その力はとても大きい。3科目の得点力が上がったのはもちろんのこと、4月から難しい問題を解いていたため、テストに慣れることもできた。後輩の皆さんには、自分の受験する学校の過去問は3年生の秋ごろから解くのをお勧めする。夏休みには、受験しない学校の過去問を解くのが良いかもしれない。

特進のおかげか、難しい駿台模試も得点や偏差値が上がるようになった。ちなみに私の場合、冬休みは第一志望の日比谷高校とレベルの近い学校の過去問を中心に解いた。

都立の推薦入試の発表の頃には学年の過半数は進路が決まっていた。いつも一緒にいた友達のほとんどの進学先が決まり、正直、取り残された気分だった。そのような私の精神的な問題も背景にあり、私は2月10日の私立高校に不合格となってしまった。

それから、私は一変した。しょげていても仕方がない。やるしかない。そう思い始めた。日比谷高校の一般入試には特別選考(一般合格者の1割の枠は、内申を参考にされず、国数英3科の合計点を2倍にした5科の合計点のみで合否が決まる)がある。つまり、自校作成問題である3科を他の都立よりもきちんと勉強する必要があるのだ。もちろん、共通問題である英語のリスニングや理科と社会科では点を落とせない。日比谷高校の一般入試直前、最終確認(暗記など)をして、私は泣くほど勉強した。

その努力がなんとか結果に結びつき、私は日比谷高校に合格したのだった。

私は後輩たちに受験に関して伝えたいことがある。

まず、受験を乗り越えるための作戦を考えなければならないということだ。都立高校で特別選考があるのなら、私のようにそれも視野に入れるべきだろう。また、私は受験までの時間が少なくて、間に合わなくなってきたので、受験する学校を3年の12月に1校削った。

そして、合格は学力だけでなく気力でも決まるということだ。私の場合、2月10日の私立を(学力の問題もあると思うが)弱い気持ちで受けたから不合格になった、と言っても言い過ぎではないだろう。また、模試の判定で安全圏だからと言っても、油断してはいけない。2月10日に受験した私立は、私が受けた直前数回の模試の判定では合格圏だったが、実際に私はその学校に落ちている。

受験の時には、私のアドバイスを少しでも参考にしてみてほしい。

受験がんばってください!!そして、私を支えてくださった先生方、友達、本当にありがとうございました!!

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 都立 西高等学校

 田嶋 隼也 <平成23年度卒 第27期生>

第一希望の都立西高校に合格することが出来、大変嬉しく思っています。今年度の西高男子の推薦入試倍率は4.52倍と、例年にもまして狭き門でした。よく、推薦は倍率が高く難しいため、その時間を一般入試の対策にあてたほうが賢明という声も聞こえてきます。しかし、普段から真剣に授業・テスト・部活動・学校行事に取り組み、他人より少し秀でた特技を持ち、それをしっかりPRすることができれば、推薦は入試攻略の強力な選択肢になります。ここでは推薦入試に向けたポイントについて、思うところを書きます。

1番目のポイントは、志望校がどのような生徒を欲しているのかを把握しておくことです。それは各校の募集要項に記載されているはずです。私はまず、期待する生徒像を丸暗記することから始めました。西高では5点の素養を挙げ、それらのいずれかでリーダー的役割を果たせる生徒を期待すると書かれています。私の場合は、2番目の項目に挙げられていた、【読書を通じて幅広い教養を身につけようとする生徒】に注目し、そこを徹底的にPRすることにしました。読書は私の一番の趣味であり、それを武器にできるなら、これほど楽しい戦略はありません。受験勉強=趣味なのですから。逆に志望校の期待する生徒像に対して素の自分をPRするポイントを見出せないのであれば、推薦は諦めるべきかもしれません。面接官には見抜かれてしまいます。

2番目のポイントは作文対策です。できるだけ多く書き、先生に添削してもらいましょう。作文のテーマは各校特徴がありますが、西高では例年、著名人の名言や格言に対して自分の考えを述べさせる作文が出題されています。抽象的な文章であり、50分の制限時間内で600字の文章を書くのは非常に困難に思われます。実際9割は埋めなければいけません。しかし、歴史・民族・宗教・哲学などの分野の知識の引き出しを広く持ち、文章を書く訓練をある程度行っておけば、それほど恐れることはありません。

 【単純であることは、究極の洗練である。=レオナルド・ダ・ヴィンチ】(今年度作文問題)この課題に対して、私はデカルトの言葉を用いて論じました。作文は自分の考えを自由に述べるものなので、一般入試のように決まった正解はありません(論文は違いますが)。結論の妥当性云々ではなく、「この作文は中学生離れしている」と試験官をうならせることが重要だと思います。そのためには、普段から本や新聞を読み、多方面の知識の習得に努めておくことが大切です。推薦合格の鍵はテクニックとして与えられて身につくのではなく、日常生活の習慣から自然に身につくものと思います。東中におけるプランノートや朝読書の習慣はとても有益なものです。決しておろそかにしないでください。

それでは健闘を祈ります。

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