武蔵野東学園広報 第51号    2018年 3月9日発行

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小学校

 東京2020 マスコット投票
「候補マスコット」
 2020年東京オリンピック大会のマスコットを決めるに当たり、過去の大会にはなかった試みとして全国の小学生による投票で決めるということが実施されました。武蔵野東小学校でも、投票を行い子どもたちが直接、東京2020大会に関わることができる貴重な機会となりました。
候補になっているマスコットは3種類あり、オリンピック、パラリンピックに分かれていて、それぞれのマスコットには意味があります。
 1月9日の始業日に全校でその意味合いを学びました。その後、クラスではグループに分かれ、3種類のマスコットの中から選びたい理由について、何故選んだのかなどを話し合いました。自分の意見をクラスの中で発表し、お互いの意見を聞き合ってから投票しました。30クラスありますので、30票の投票ができました。学校内での投票では、「ア」案が23クラス「イ」案が4クラス「ウ」案が3クラスという結果でした。どのマスコットが選ばれるのか、子どもたちは楽しみにしていましたが、2月28日の発表では「ア」案に決定しました。2020年東京オリンピックに、マスコット選びから参加したことで、オリンピックへの興味・関心がより高まっているのではないでしょうか。オリンピックでは、選手の頑張りから刺激を受けたり、あきらめない強い精神力を感じたり、仲間と協力することの大切さを学ぶなど、子ども達には大きな力を与えてくれるのではないかと思います。

  40周年記念 狂言教室

 小学校40周年記念行事として、今年度は様々なことに取り組んできました。その一つとして、2月26日(月)には、狂言和泉流宗家の和泉元彌先生、史上初女性狂言師の和泉淳子様、十世三宅藤九郎様、宗家会理事長の和泉節子様をお招きし、「狂言教室」が開催されました。狂言は対話を中心としたせりふ劇です。大がかりな舞台装置は一切用いず、言葉やしぐさによってすべてを表現します。舞台の背景には必ず「松」の絵がありますが、松には神様が宿っているとされ、狂言は神様にささげる芸能として起こりました。
 この日は、2部制で低学年と高学年に分かれ、約60分~70分間ずつ行っていただきました。最初に、狂言についての説明があり、その後、低学年では「盆山(ぼんさん)」高学年では「附子(ぶす)」の演目を鑑賞しました。また、狂言のお稽古体験も行われ、挨拶、正しい座り方と狂言の言葉の出し方を学びました。
 お話の中で、和泉先生が子どもたちに「素直でまっすぐな「心」を持っていることが、いろいろなことを成長させる。その「心」で狂言も代々引き継がれてきた。今日の狂言を心の栄養にしてください」とおっしゃっていました。初めて狂言を鑑賞した児童も多くいましたが、退場の際、早速、狂言の歩き方をしている児童も見かけ、素直な子どもたちの心を感じました。
 40周年を迎えた小学校ですが、600年近い伝統のある狂言に触れ、また心新たに日々の指導に向き合いたいと思います。

  創立40周年記念誌

 小学校創立40周年記念誌を作成しました。今回の文集には、学年ごとのテーマに沿った一人ひとりの個性が表現された作品が掲載されています。物事に積極的に取り組む姿、相手への思いやりの姿、こつこつと地道に取り組む姿など、そこには東っ子の「心」が現れており、子どもたちの成長を感じました。

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