武蔵野東学園広報 第49号    平成29年(2017年)3月9日発行

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幼稚園

  第52回 発表会を終え 創立者の願いを承継しながら
 武蔵野東幼稚園では、四季の移り変わりの中にさまざまな行事を位置づけています。それぞれの行事には目標があり、行事に向かっていく喜びを土台にして根気よく取り組んで得られる幼児の育ちの姿を大切にしています。子どもたち一人ひとりが達成感を味わうとともに、自信を持って意欲的に行動できるようにするためです。
 昭和39年の開園時から始まった発表会も今年で52回を迎えました。1回目の発表会は「ひなまつり おゆうぎ会」として始まりました。当時は310名ほどの園児数で、幼稚園の遊戯室で何日かに分けて音楽、体育、ダンスの発表を行っていましたが、翌年からは公共の劇場をお借りして実施しました。創立者北原キヨ先生は「広い舞台で、照明から音響効果まで本物の舞台装置を使い、子どもたちは全員が主役となり輝きます」と表現されましたが、まさにその精神は今も私たち教師に引き継がれています。
 今回の発表会でも、主役となる子どもたちは、一人ひとりが舞台で伸び伸びと表現していました。年少児は初めての舞台でしたが、笑顔いっぱいのかわいい発表でした。年中児は昨年経験していることもあり、友だちと一緒に楽しんで演技、演奏をしていました。年長児は、一つひとつの作品を最後までやり遂げ、ご家族の皆様に喜んでもらえた満足感でいっぱいの時間を過ごすことが出来ました。      

年長男子 器械体操の演技

グランドフィナーレの様子

 「先生たちの発表会」は今年も大盛況でした

 2月18日(土)には、1年間の日々の保育の様子や、保育の充実のために工夫してきたことをまとめて、学年毎に教師が保護者にお伝えする「先生たちの発表会」を行いました。
 よりよい保育実践は、研究と表裏一体です。保育と並行して研究してきたことをまとめることは、教科書のない幼児教育を視覚化することで、その営みを経てさらなる質の向上へと繋がっています。

 年少、預かり保育は「子供の育ちの物語を保護者と共有する~子供の育ちの姿からみるコンセプトブック~」年中、年長は「子供が主体的に遊び、生活するために~室内環境の充実から~」りす、もみじ、れんげ組は「自閉症児の遊びの合理的配慮を探る」。また、全日本私立幼稚園幼児研究機構と研究協力して取り組んできた「砂場にみえる子どもの学びと育ち」をそれぞれ発表しました。
 市報にも掲載していただきましたので、在園保護者のみならず地域の方もお越しになり、当日は160組を越える方々が来園されました。特にお父様方からは、幼児教育に対する取り組みと、ご自身の会社での課題とリンクさせながらの感想をいただいたり、先生達のプレゼンテーションも評価していただいたりしました。

年少・預かり保育担当の教員からの発表

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