折り紙はたのしいよ! 


「絵と絵を合わせて」
「シールとシールを合わせて」
「おへそにがったい!」

 幼児のスクールプログラムでは学年ごとに折り紙の課題に取り組んでいます。それぞれの発達段階を考えながら、ねらいを決めて進めています。

 まずは「折り目をつけること」(アイロンと言っています)を第一段階とし、丸い折り紙で好きに折って、アイロンをかけることで、折り目をつけることを覚えていきます。

 次の段階は「角や辺を合わせること」です。角や辺が意識できるように、絵合わせ折り紙(折るとりんごやくまの顔になる)や、折り紙の角に目印になるシールを貼っておき、それを合わせてアイロンをかけることを覚えます。さらに折って開いて、自分が折った線に合わせてもう一辺を折り上げたり、自分が折った線の真ん中(「おへそ」と呼んでいます)に角を合わせて折り上げたりします。これは、折り紙を折っていく中での2~3工程目の練習となります。

 作品にしていくときは折る工程数を学年で少しずつ増やしていき、「できた!」の達成感が得られるように工夫しています。「折り紙はむずかしいから・・・。」との声を聞くことがありますが、指先を使う、昔からの日本ならではの素敵な伝統文化ではないでしょうか。

 子ども達の創造する力は素晴らしく、三角に折れば「おにぎり」になるし、三角に折った折り紙2枚を合わせれば「ちょうちょ」、四角に折れば「バス」や「電車」にも・・・。ちょっと折っただけですぐに作品に見立てられるところも折り紙の楽しさの一つです。これからもその「楽しさ」を伝えていきたいと思います。

教育センター  情報ID 81924 番  掲載日時 03/03/2022 Thu, 13:07