並べて話そう! 


カードを順番に並べています

言語プログラムでは、時間の経過を理解して表現する練習をしています。絵カードを並べ、それを見ながら接続詞を使って話します。前後の文脈を理解して言葉にすることや、絵にない事象を想像して話すことは、「学校で何をした?」などの日常の会話をすることにつながります。

例えば、「お金を入れる」「ボタンを押す」「ジュースを取る」の3つの場面をつなげて、「お金を入れて、ボタンを押して、ジュースを取る」と話します。それができるようになったら、主語や形容詞を付けたり、その後の話を加えたりして、絵を見なくても話すことができるようにしていきます。また、ひらがなが読める子どもは、文字のヒントがあると話しやすいようです。

練習を重ねることで、最初は絵を順番に並べることも難しかった子どもが、「僕が自動販売機にお金を入れて、ジュースのボタンを押して、ジュースを取って飲んだ」と話すことができるようになりました。今後も、子どもたちが話したくなるような、わかりやすくて楽しい課題を提供していきたいと思います。

教育センター  情報ID 80321 番  掲載日時 11/10/2020 Tue, 10:35