幼児期の特性にあわせて 



12月に向かう各保育室では、
園児の手作りの作品が
さまざまに飾られて、
温かい雰囲気を醸し出しています。

幼稚園は言うまでもなく「学校」ですが、
「幼児期」という発達の段階にあるので、
この時期の特性を生かすために、
「生活」と「遊び」を通して
総合的な学びを促しているのです。

一般に授業というものは、
系統的教科学習のイメージがありますから、
少し違う印象があるかもしれません。

例えば、この作品での装飾も
クラスの友達同士で、
互いに気持ちよく過ごすために
幼児自身ができることを考え、
話し合い、取り組んだものです。

小学校で言う「総合科」の原点ととらえたら、
分かりやすいでしょうか。
課題設定した授業として、
一律一斉に行うことばかりでなく、
それぞれが創意工夫して作り上げた作品を
クラスに自ら装飾しています。

それは、作品として尊重される。
(しかも、日々、手が入り、
進化し変化したりもします)

温かいクラスの雰囲気は、
学びの環境の原点でもあります。
この取り組みを通して、
造形的なセンス、技術、指先の巧緻、人間関係、
こんきのよさ、集中する経験などが
総合的に、かつ健やかに成長していくのです。


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園長 加藤篤彦  情報ID 51411 番  掲載日時 11/30/2012 Fri, 11:30