学園半日研修会(職員)2009-6 



武蔵野東学園の職員が一堂に会して、本年度6回めの「学園半日研修会」が開かれました。
(すでに2010年ですが、年度として 2009-6 と表示しています)
朝の希望者参加での部会(学年総専科主任会・人間教育研究部)に始まり、全体会、教科研究部会、そして午後には講師をお招きしての勉強会を全職員でおこないました。

今回は、京都大学霊長類研究所の松井智子先生が「言葉の理解と心の理解」という演題でご講演くださいました。興味深い研究データ等も示されながら、定型発達児と自閉症児の言語的コミュニケーションと他者理解の特徴などについてお話いただきました。
学園創立の母、北原キヨ先生は自閉症児への指示は「端的に、わかりやすい言葉で」といった指導上の注意をよくされました。今日のご講演の「イントネーション条件」では確信度の理解が低いが、「語彙条件」では定型発達児に近い理解を示すなどの研究データは、それを具体的に説明してくださったものと思います。
「どんなこどもたちも、言語を通して何かができることを嬉しく思えるように仕向けてあげたい。」という松井先生のまとめの言葉で本日の研修は終わりました。


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学園 企画室  情報ID 34703 番  掲載日時 01/09/2010 Sat, 16:50