算数

 

算 数













 

 算数の教科目標として以下の3点をあげています。

1.基礎的な知識と技能を身につけること。
2.筋道を立てて考える能力を育てること。
3.数理的な処理を生活に生かす態度を育てること。

 これらについて教科書以外にも生活の中から教材を見つけて工夫して指導をしています。


1、基本的な知識と技術を身につけるために

 基礎力は、「数の量感・数の確からしさ」の感覚を養うことが必要と考えています。本校独自のカリキュラムを作成して全学年で「計算力」をつけるための指導をしています。

「計算トレーニング」
 算数の授業時間の5分程度を使って四則計算を中心とした計算トレーニングを繰り返し行っています。トレーニングの方法は、学年によって違います。タイム計測をして速く計算ができるようにしたり、読み上げ形式で計算をしたりするなど、練習する中でも子ども達が達成感をもてるように工夫しています。また、年に何回か「計算コンテスト」を実施しています。

「そろばん指導」
 そろばんの指導は、実際に珠を動かすことで数の概念を身につけることや暗算力の強化に役立っています。現在1年生の5月から3年生に対して、授業中、そろばん指導をしています。指導内容は、加減算に加え、3年生までに6級程度の乗除法の習得を目指しています。また、年3回本校を会場として、全校の希望者が全国珠算連盟主催のそろばん検定を受検しています。より上の級の取得を目指し頑張っています。

2、筋道を立てて考える能力をつけるために

 問題を解くだけでなく「考察して、見出した事を表現する」や「計算式とその意味を結びつける事」の能力が必要です。

 筋道を立てて考える能力として、
・いくつかの事例に共通するものを見出して、一般的に成り立つ事を考えること
・学習した知識を利用して、それと同じ事や似ている事でも利用できないか考えること
・理由を持って説明したり、結果を導いて考えること
という数学的な考え方が大切になります。授業内での友だちとのやり取りの中から学びあい、自分の考えを持つ事ができるように指導しています。

3、数理的な処理を生かす態度を育てるために

 授業の中でも教科書以外の教材を用意して、算数の問題をただ紙面上の問題としてとらえず、日常生活の中の身近な課題として行っています。広告、牛乳パックをはじめ身近にあるものを教材として指導しています。
 また、希望者を対象に、算数・数学思考力検定にも挑戦しています。