題字  野田 彰先生

武蔵野東学園広報 第8号 【オンライン版
平成13年(2001年)12月19日発行

180-0013 東京都武蔵野市西久保 3-25-3
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学園祭の新しい試み -各園校相互間の交流など-

学園長 野田 彰   

目  次

 学園祭の新しい試み
   -各園校相互間の交流など-
        学園長  野田 彰

幼稚園
  心温まる 園まつり
  美味しかったさつまいも
  卒園児が幼稚園に

小学校
  東京私学祭
    武蔵野東小学校3・4年生参加
   サッカーのマスゲームに拍手喝采
  施設の充実

中学校
  第15回毎日カップ
   「中学校体力つくり」コンテスト
    日本中学校体育連盟賞受賞
    全国3310校中上位6位以内
  「学校へ行こう!」
    後援会の大きな輪
  CDE組の劇 照明に映える

技能高等専修学校
  本校の教育にマスコミが注目

学園総合
  アドバイザリーボード発会

お知らせ
  教育研究所
  事務局
  資料室
  入試日程

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 平成13年度の学園祭は期間を4日間にして11月9日(金)~12日(月)に実施しました。
 従来は3日間で、初日は記念式典・展示会(学園資料室特別展も連日)、2日目は発表会・展示会・バザー・模擬店・後援会の店・催し物など、3日目は展示の一般自由参観日でした。そして催し物のある2日目には、園バスを各園校の連絡バスとして運行し、各園校の様子をできるだけ多くの方々にご覧いただけるようにしました。
 今年は、従来の基本的な日程を踏襲しながら2日目を二分して、前日の10日(土)に幼・中、次の日の11日(日)に小・高と組みました。そのために期間が4日間となったわけですが、この日程の工夫が好評を博していることが学園祭後にだんだんわかってきました。

 子どもにとっても親にとっても、一番楽しくて忙しいのは催し物のある日です。それは教職員にとっても同様で、この日に他の園校の様子を見たいと思っても、今まではなかなか叶わないことだったのです。今回の日程の組み方によって、他の園校の様子をゆっくり見ることができたとの声が次々に寄せられていることは嬉しい限りです。
 学園としましてもいつもよりゆったりした気持ちでこの期間を過ごすことが出来ましたが、何よりも大切なことは、保護者の方々が他の園校の様子を知り学園全体への理解を深めて下さったことです。また、卒園・卒業生の成長の様子を見たり声を交わしたという職員の報告を聞くと、心の通った一貫教育の在り方について改めて考えさせられもしました。
 幼・小・中・高を一巡とまでいかなくても、隣接した園・校を覗くことによって、子どもの昨日や明日のことが思われたに違いありません。また今回は、他の園校の子どもや親たちなどに逢うことが多かったと思いますが、これも各園校相互間の交流がもたらした学園祭の新しい楽しみといえましょう。
 小学校の展示会場の近くに中3の生徒の透視画が掲示されていたり、中学校の展示に幼稚園での実習のことがあったことなどお気づきでしたか。このような相互交流や一貫教育という観点からながめれば、新しい発見が他にもあったのではないでしょうか。小学校の各児童に中学生が「中学校の学園祭にぜひどうぞ……」と手紙を出したことは案外知られていません。

 学校では、同年齢・同学年の子どもが集団となって教育を受けているのが普通ですが、異年齢・異学年の縦割り集団でも指導していることをご存じと思います。家庭でも社会でも縦割りであることを考えれば、縦割りによる教育システムの重要さが理解されるはずです。学園祭に見られた学園の一貫教育や幼小中高交流の一面は、この縦割りの教育をさらに広げたものです。その成果の一端は、前記の中3の生徒の展示の、次の文章から読みとることが出来ます。
「……12年度より年3回の幼稚園実習を開始……単なる交流と異なる……事前に保育や園児について学習し、当日は担任教諭の指導のもとに保育助手という意識をもって……終了後は反省の機会をもち……。進路選択の時期にあたり園児に接して学ぶことの他に、自分が今までに成長してきたことへの感謝の思いを抱くなど意義深い経験となりました。」(以下38名の生徒の感想文省略。幼稚園の園児・母・先生からのことばも省略)

 以上充分ではありませんが、学園祭での試みや幼小中高相互の交流・学園の一貫教育の姿の一面を書きとめました。これらは、学園の中・長期計画の基本的な方向や教育方針の強調点から導き出されたものです。
 この学園祭への数々のご協力に深く感謝申し上げるとともに、学園祭にこめた学園の思いをご理解下さいますようねがっています。
 

 

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