武蔵野東学園広報 第33号
平成22年(2010年)3月9日発行

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   これから始まる50周年事業
                
武蔵野東中学校 校長 石橋恵二

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 平成18年に中学校として念願であった体育館が完成しました。機能面はもちろんデザインも洗練された体育館は、訪れた他校の先生たちからも羨ましがられるものとなっています。当たり前のことではありますが、この体育館ができてから、本校の教育活動や諸行事は大きな前進をみせ、部活動についてもめざましい成果をおさめることができました。教育は器ではなく中味が大切であることは充分承知しています。けれども、建物が一つ新しく生まれるだけで、こうも変化があると器の重要さも認めざるを得ません。最近のことでは、今年度の夏休みに地デジ対応の薄型テレビを全教室に設置完了しました。クリアな画像でとても見やすいですし、職員室から映像を流せばすべての教室あるいは指定した教室に映し出すことができるので、授業でも行事の際にも有効に使えています。また、これは小学校が先駆けて実行していたものですが、事前に映像や音楽を入れたパソコンやデジタルオーディオプレーヤーを各教室のテレビのジャックに接続すると簡単に視聴覚教材となり、集中度を高め理解を深める、実に効果的な授業が展開されるようになりました。 
 さて、学園では北原記念館の設立時に今後の幼稚園から高等専修学校までの計画的な改修・修繕についても立案し、それに沿って運営をしています。中学校は創立してからまもなく30年になりますので、校舎内外に集中的に手を入れ、今の本校の教育システムに最適な環境を創り出すためのリニューアル工事を来年度の7月から開始することにしました。工期は3期に分け、約2年半かけて施工します。このリニューアルのコンセプトとして考えたことは、明るくぬくもりのある教育環境にすること、アート、サイエンス、IT化が随所に感じられる環境にすること、そして衛生にも気を配り、バリアフリー化も進めるということです。具体的にいくつかその内容を紹介しますと、

① 校門を刷新し、体育館のデザインと連動したものにする
② 健常児クラスと自閉児クラスの教室を全学年隣り合わせの配置にする
③ 美術室・家庭科室などの特別教室を拡張して創作や実習活動にゆとりをもたせる ④ 校舎北側に増築をし、習熟度別授業に対応した教室を4教室生み出す
⑤ トイレや空調設備を全面交換する
⑥ 地下ホールを「多目的ホール」という名称に改めて、生徒の活動のほか保護者の集まりにも使用できる場所にする
⑦ 図書室とコンピュータ室の移設

などが挙げられます。工事は学校の年間予定とすりあわせ、大きく教育に差しさわりのないように進められるように考えています。年毎に充実していく中学校にご注目いただきたいと思います。  武蔵野東学園は平成26年に創立50周年を迎えます。ここまで述べてきたような教育環境の充実はもちろん教育の質的向上にも教職員一同さらに精進してまいります。この1月には50周年のキャッチフレーズを『半世紀 そして未来へ』と定めました。学園の未来永劫を思い、これから社会へそして世界へはばたく子どもたちのことを考えた事業が次々と展開されていくことでしょう。今後は学内に記念事業準備委員会が設置され、50周年のロゴマークの制定をはじめ、記念誌編纂、寄付金活動、各種記念事業の立案が始まります。またこれまでに培ってきた地域や学外支援団体との関係をさらに深化させるとともに、ボストン東スクールとの連携も強化していくつもりです。後援会やOB会、同窓会の皆々様にはこれから多大なるご理解とご協力を願って、大きな節目を飾りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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