言葉の力 



古来より言葉には霊力が宿っていると信じられ、声に出した言葉は現実の世界に何らかの影響を与えると言われてきました。いわゆる「言霊(ことだま)」です。

炊きあがったご飯を二つの茶碗によそい、ひとつには「ありがとう。」、もうひとつには「腐ってしまえ。」と言い続けたら、「ありがとう。」と声をかけたご飯のほうが長く腐らずにいたという実験結果があるそうです。「言霊」の存在を感じずにはいられませんでした。

そこで、私自身の言語生活を振り返ってみたところ、時折ネガティブな言葉を口にしていることに気がつきました。何気なく口にしただけかも知れませんが、自分が発したネガティブな言葉は自分自身の潜在意識に入り込んで、物事を良からぬ方向にそそのかすことがあるそうです。皆さんもお気をつけください。

「面倒くさい仕事」は「やりがいのある仕事」、「むかつく人」は「刺激的な人」といった具合に、ポジティブな言い回しに変換させることで、「言霊」を味方につけてみてはどうでしょうか。

言葉が変われば行動が変わり、行動が変われば縁も変わります。私も、常にポジティブな言葉を発し、子どもたちと一緒に楽しい学校生活を送っていきたいと思います。

木村 修二  情報ID 78546 番  掲載日時 07/12/2019 Fri, 18:55