校長の独り言【591】 



 校長の独り言の中には、とても辛い出来事もありました。決して、風化させてはいけません。

 校長の独り言【314】です。
 平成23年3月11日金曜日午後2時46分、東日本でマグニチュード9(宮城県北部で最大震度7)という国内観測史上最大規模の「東北地方太平洋沖地震」が発生しました。日を追うごとに、甚大な被害が明らかになりました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 
 本校関係者の皆さんの中にも、親戚や知り合いと連絡がとれないまま不安な日々を過ごされている方もいるのではないかとお察し申し上げます。
 本校も、余震など警戒すべき事象、計画停電による交通機関の乱れなどが続いているため、生徒の安全を第一に考えて、18日(金)までは休校と致しました。19日の土曜日は、計画停電もなく交通機関も安定していると考えて、修了式(9:30登校11:00下校)を行う予定にしております。
 このような状況下で、自宅待機の生徒のみんなに伝えたいことがあります。
 今回の地震関連報道から、毎日、温かい食事を頂けて、お風呂に入ることが出来て、布団で寝ることの出来ることを、何よりも生きていることを、本当に幸せなことだと理解出来たと思います。しかし、被災地では、今も不自由な生活環境の中で懸命に頑張っている多くのみなさんのことを決して忘れずに、自分に何が出来るかを考え、出来ることを徐々にでも実行に移して欲しいと願います。
 まずは、地震に関連して、チェーンメール等で誤った情報が流されています。チェーンメールを転送することは、いたずらに不安感をあおることにつながります。チェーンメールを受け取った時は、すみやかに削除して転送を止めて下さい。そして、節電を実行して欲しいと強くお願いしておきます。今、直ぐに出来ることをしっかりとやっていきましょう。
 この瞬間にも、多くの人々が今も困難に直面していることを思い、被災の地に一日も早く安らかな日々が訪れることを願ってやみません。そして、私も、自分が出来ることを実行に移していきます。

校長  情報ID 73717 番  掲載日時 02/21/2017 Tue, 08:16