後期前半を終えて 



本日の終業日で後期前半が終わりました。明日から冬休みです。
校長からの話として、今学期の数々の行事を通してのがんばりをほめ、日々の積み重ねの継続が力となり、さまざまな分野で成長する糧となることを伝えました。その中でも学園祭で展示したノートは、授業で学んだことの記録にとどまらず、あとで振り返った時に自分のための参考書になるものにすることの再確認をしました。

次に、重点である「数学的(算数的)思考力の向上」のために、先ずはワークシートを活用して自分で考えて問題を解き、友だちの解き方を知り、そこから新たな解答方法を学んできたことを改めて話しました。
しかし、自分の解き方を解説するためには、話を順序立て、要点を分かりやすく説明する力が必要となります。そのためには「スピーチ力」が要求されます。昨年度までの重点で培ったスピーチ力を活用して、思考力を高めていってほしいと思います。

また、一昨年は「お正月遊び」、昨年は「年越しそば」、そして今年は「元日と元旦の違い」を話しました。話の前に違いを知っているかどうかを挙手させたところ、それなりのこどもが手をあげました。こういうことを知っているのは、とても大切なことですね。

最後に、一番大切な話として「友だち関係」について話をしました。ともすると、人は自分よりも弱いものに対して相手を傷つけてしまう言葉や陰口を言ったり、無視する態度をとってしまったりすることがあります。それはずばり「弱い者いじめ」であることを話しました。そのようにならないために、友だちのことをいろいろな角度から見ることで、相手の良いところが感じ取れるようになり、お互いを尊重しあえる関係が作れるのだということを強調しました。

さて、来年の干支は「丁酉(ひのととり)」です。「丁」は伸び盛り、「酉」は果実が成熟しきっているという意味があります。相反するものが組み合わさった年なので、何かを決定するならば、熟考したり相談したりと慎重に決めるのがよさそうです。ただし、酉年は改革の年でもあります。新たな一歩を踏み出してもスムーズにいかない時期があるかもしれませんが、いつどうなっても対応できるように、次の対策を練っておくことが必要かもしれませんね。

こどもたちやご家族の皆さんにとって、新しい年が今年以上の良い年になることを祈念しております。1年間のご支援・ご協力、ほんとうにありがとうございました。

木村 修二  情報ID 73238 番  掲載日時 12/20/2016 Tue, 19:20