校長の独り言【580】 



 先週は、福岡、兵庫での会議、そして、本校が12年連続で「優秀団体賞」受賞、更には、本校3年の朝比奈更紗さんが、2年連続の「東京都知事賞」を受賞しました、第12回全国高校生・高等専修学校生『私のしごと』作文コンクールの表彰式に出席と、何かと忙しい一週間でした。

 それぞれの会議では、高等専修学校のこれからの振興の在り方、教育の質の向上、特別支援教育の推進等が議論されました。

 多くの先生方と議論させていただき、つくづく感じたことは、高等専修学校の社会的認知の低さと、同じ学種でありながら、都道府県の財政等の支援の違い、格差の現状です。

 もうひとつは、障害のある生徒の卒業後の就職先の格差です。具体的には、卒業後就職出来る企業が、地方に行くと、東京に比べ、はるかに少ない現実です。本校では、毎年50%強の生徒は、企業に就職していますが、兵庫ですと、神戸は別としてなかなか就労の場がないのが現状です。
 
 このような現状の中で、本校の生徒はつくづく幸せだと感じました。また、だからこそ、障害のある生徒の職域の拡大が急務であると思います。地方においては、農業分野等での障害者雇用の促進こそ必要であると痛感しました。

校長  情報ID 72999 番  掲載日時 11/30/2016 Wed, 10:05