【健全な成長の要素は、食事(栄養)・睡眠・運動】 



本日、後期に入りおこないました身体計測の結果を配布しました。今回の配布は、身長・体重の計測値をもとに、「成長曲線」を活用し配布の準備をしてきました。
 全児童には、今回の「身長・体重」の計測値と「成長曲線」についての説明をお知らせしています。そして、「成長曲線」を描き、SD値が+2SDから-2SDの範囲から外れている児童には、別紙にて「成長曲線」を配布させていただいています。成長の参考にしてください。


◆健全な成長の要素は、食事(栄養)・睡眠・運動◆
【必要な栄養素を確認する】
身長を伸ばすにはカルシウムと言われてきましたが、カルシウムには骨を強くする働きはありますが、骨を伸ばす効果がないことがわかってきました。そして、骨を伸ばす、育てる栄養素は何かと言えば、それはタンパク質なのです。タンパク質で骨を育てて、カルシウムで骨を強くするというイメージですね。
身長を伸ばすために食事面では、豆類、魚類、肉類を食べて、たんぱく質を摂取するように心がけてみてください。また骨の生成にはコラーゲンが欠かせませんが、たんぱく質に含まれています。

【睡眠をとる】
骨を伸ばす成長ホルモンは睡眠中に分泌されると言われています。特に、熟睡器(ノンレム睡眠)に成長ホルモンが一番分泌されます。夜10時から夜中2時にかけては睡眠をとるようにしましょう。睡眠の量と質、両方が必要になります。また、食べてすぐ寝ることも良くないとされています。夕食をとって2時間くらい間を置いてから眠りにつく方が、睡眠の質を上げると言われています。夕食後のスナックや夜食はNG。太る原因にもなります。

【運動する】
日本人の平均身長は昔に比べて高くなっています。一方で、肥満の割合も増えてきました。これには栄養と運動が大きく関わっているようです。栄養が十分にとれるようになったため、身長は高くなってきました。しかし、ゲームやパソコンの普及もあって運動する量が減少してきました。その結果、肥満が増えたとの報告もあります。身長を伸ばし、標準な体重を維持するためには運動がキーワードになります。
①運動は食事、睡眠を誘発します。運動をするとお腹がすきます。そしてたくさん食べると眠くなります。つまり自然と食事・睡眠が促進されるのです。
②運動によって骨に刺激を与えることができます。激しい運動でなくても、毎日カラダを動かす習慣をつけて骨に適度な刺激を与えることで成長ホルモンが活性化されると言われています。
③運動によって肥満を防ぐことができます。子どものうちから運動でカラダを動かすことで代謝を活性化させ余計な脂肪を燃焼するようにしましょう。

【専門家に相談する】
なかなか時間がなかったり、運動する場所がなかったり、忙しかったりと栄養・睡眠・運動という成長の3大要素を実践できないこともあるでしょう。医師や栄養士など専門家に相談してみるのも一つの手段ですね。困ったら相談。一人で悩まずに打ち明けることで、心の負担が軽減できるのではないでしょうか。



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保健室  情報ID 72649 番  掲載日時 11/01/2016 Tue, 17:59