【ひとくち情報(腹痛&便秘)】 



保健室には、色々な症状で児童が来室してきます。大きくわけると、「病気とけが」です。病気の中には、頭痛や腹痛、発熱、気分不快等々、そしてけがでは、擦過傷や切傷、虫さされ、捻挫、骨折等々さまざまです。

腹痛で、立っていることも座っていることも辛い状態で来室をしてくる児童がいます。ソファーで横になり10~30分お腹をマッサージしてあげると、「先生、トイレに行ってみる。」と言ってトイレに向かいます。そして排便をすませてすっきりとした顔で戻ってくるケースがたびたびあります。そこで今回は、「便秘」についてのひとくち情報です。

【便秘の改善には腸のマッサージを】
便秘の時などに、排泄を促すマッサージといえば、腸の上を時計回りにさする方法がよく知られています。そのほか、仰向けに寝て、腕で両膝を抱え、腹部を圧迫すると、腸の動きが活発になります。さらに、右の腰骨の脇や左のあばら骨の下など、腸のなかでも便がたまりやすい場所を押さえながら、腰を回す運動も良いようです。

【便秘予防は2種類の食物繊維で!】
食物繊維には、2種類あることをご存じでしょうか?水に溶ける水溶性食物繊維は、イモなど根菜類や穀類、果物に多く含まれ、便を柔らかくします。一方、溶けない不溶性食物繊維はキノコ類に多く含まれ、水を吸い込んで便のかさを増やします。両方バランスよくとりたいものですが、硬い便が出る人には水溶性食物繊維の食べ物がお勧めです。



小学校トップページはこちらから!

保健室  情報ID 72320 番  掲載日時 10/12/2016 Wed, 18:16