年長 目の前にいないお友達のことも 



 先日、嬉しいことがありました。

 外から保育室に帰ってきた時のこと。
 Aくんが「Bくん、あとちょっと片付けたら帰ってくるって」と言いながら保育室に入ってきました。

 Aくんを含め、外から戻ってきた子たちは、帰るために着替え始めました。1番に着替え終わったお友達が「見て!早く着替え終わった!」と嬉しそうにしていました。私は、早く着替え終わったお友達に、周りに散らかっているいす、ロッカーに気づいてほしいなという思いから「早く着替え終わったお友達は、何ができるかな?」と声をかけました。すると・・・

 Aくんが「ねぇ、Bくんを手伝ってきてあげてくれる?」と。

 Aくんは、Bくんがまだ戻ってきていないことを心配しながら着替えていたのでしょう。目の前にあるいすやロッカーではなく、今目の前にはいないけれど、友達が困っているかもしれない状況を思い浮かべての「ねぇ、Bくんを手伝ってきてあげてくれる?」の一言。Aくんに言われたお友達も「分かった!」とまっしぐらにBくんを手伝いに向かっていました。
 
 視野の広がり、友達を思いやる気持ちの成長に、とても嬉しく思いました!

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年長副主任  情報ID 71849 番  掲載日時 09/10/2016 Sat, 12:46