東エコクラブ「セミの羽化観察会2016」 



 平成28年8月6日(土)

 東エコクラブはこの日の夜、善福寺自然かんさつ会主催の「セミの羽化観察会」に参加してきました。参加は親子兄弟で60名という大人数での参加でした。セミたちもさぞ、驚いたことでしょう。
 セミは世界に2000種、日本には30種あまり、このうち善福寺公園にはニイニイゼミ、ヒグラシ、アブラゼミ、ツクツクボウシの5種類が生息しているそうです。この日もとても暑い夜でしたが、近年、地球温暖化の影響によるものか、西日本に多いクマゼミの分布が北に広がり、善福寺公園でも鳴き声が聞かれるようになったそうです。
 昔は「セミは地中に7年、地上に1週間」というのが定説でしたが、その後研究が進み、今は地中に3年から5年、地上で1ヶ月過ごすと言われているそうです。子どもたちには「人間で言えば、80歳くらいまで土の中で暮らし、最後の1年を地上で過ごす」と、分かりやすい説明をしていただきました。羽化が最も多く観られるのは8時以降だそうです。今日の観察会は終わりの時間が8時でしたが、それでも公園のあちらこちらで幼虫が木に登る姿や、羽化真っ最中の様子を観察することができました。さらに、カマキリがセミの幼虫を食べているシーンまで観察することができました。本当はいけないのですが、それをかわいそうに思ったある子が、カマキリから幼虫を放して、助けてあげていました。
 善福寺自然かんさつ会の皆様、本当に貴重な体験をありがとうございました。

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東エコクラブ  情報ID 71634 番  掲載日時 08/06/2016 Sat, 22:14