【溶連菌感染症】 



低学年を中心に、溶連菌感染症による出席停止児童が目立っています。急な発熱の場合は、溶連菌感染症を疑ってみましょう。そして早めの病院受診をお勧めします。(溶連菌感染症は、すぐに病院に行って薬を処方してもらうことで、早く完治させられる病気です。)

◆溶連菌感染症とは
 溶連菌という細菌がのどや皮膚に感染する病気です。好発時期は、1年中ありますが、のどは12月~3月に、皮膚は7月~9月に多い傾向があります。そして潜伏期間は、おおよそ2~3日です。高熱の期間は感染力があるが、抗生剤を24時間以上内服すれば感染力が弱まり他の人にうつらなくなるといわれています。(ただし合併症を予防するために、10~14日間は内服をしなくてはいけません。)

◆溶連菌感染症の症状は?
 溶連菌感染症の主な症状は、突然やってくる発熱(38~39℃)とのどの痛みです。そして、体や手足に小さくて紅い発疹がでたり、舌にイチゴのようなツブツブがでたりします。そのほかに頭痛、腹痛、首すじのリンパ節の腫れも見られます。

◆溶連菌感染症の診断
 溶連菌感染症の診断は検査ですぐにわかります。ただし、検査前に勝手に薬を飲ませてしまうと正しい診断ができなくなります。突然高い熱が出ると、焦ってしまい解熱剤や以前の病気でもらった風邪薬などを飲ませたくなるかもしれませんが、それは絶対にやめましょう。

◆溶連菌感染症の治療
 溶連菌感染症の治療の基本は、医師から処方される抗生物質です。処方された薬は、必ず最後まできちんと飲み切りましょう。この薬を飲み切ることで体の中の病原菌を確実に退治することができます。

◆溶連菌感染症と診断されたら・・・
 溶連菌感染症は学校をお休みしなければならない病気です。学校に診断されたことをお知らせください。診断された日から出席停止となります。
 再診を指示された日時にもう一度受診しましょう。抗生物質を飲み、つらい症状がおさまったという状態になったら、登校しても差し支えないと診断されます。その時、書類を忘れず持参して、「登校許可証明書」を書いてもらってください。そして、登校の際は、必ず「登校許可証明書」を持って登校してください。



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保健室  情報ID 71189 番  掲載日時 07/01/2016 Fri, 19:18