後期前半を終えて 



 今日の校長訓話で後期前半が終わり、明日から冬休みに入ります。
校長訓話では、行事を通しての頑張りを褒め、その中でも学園祭で展示したノートには深い意味があることを話しました。

 丁寧な文字で授業中の黒板の字を写したり、黒板には書いていない先生の話が記されていたりすることの大切さや、後になって参考書の一つとして活用できるノート作りが目標であることの再確認をしました。
 
 次に、まとめの年度である重点の「スピーチ」では、第3回スピーチコンテストにおいてどれもが甲乙付けがたい内容で、代表に選ばれた子どもたちに順位をつけるのは、非常に心苦しいものであったことを話しました。その際、私自身が風邪の影響であまり声が出ず、聞きづらい声で総評をしたのですが、数名の子どもが「大丈夫ですか。」「風邪ですか。」「早く良くなってください。」などと声をかけてくれたのをとても嬉しく感じました。なにげない言葉一つで心は温まるものなので、心の中で思っているだけでなく、言葉に出して気持ちを伝えることが、良好な友だちづくりにつながることも合わせて話しました。

 また、昨年に引き続き、年末年始に関する話題から「年越しそば」の由来を紹介しました。この国に住んでいる者として、昔から言い伝えられていることや継承されている日本文化を積極的に学ぶことの大切さも話しました。

 さて来年は申年です。申年生まれの人は十二支の中でも合理的で現実的な人だそうです。状況判断も的確で強気な言動をする冷静なタイプな人で、ビジネスの世界では成功者が多く、人気者でどこへいっても器用に人付き合いができ、磨けば光る才能を持ち、頭の回転が速く洞察力・行動力があるので、努力を怠らなければ大成するとも言われています。
 
 しかし、若いうちは見方によってはわがままで少々生意気な態度が災いすることもあります。また、大胆な割には小心者なところがありますが、意外と世話好きな面もあって憎めない人です。皆さんはいかがでしょうか。

 こどもたち、ご家族の皆さんにとって良い年になることを祈念しております。1年間のご支援・ご協力、ほんとうにありがとうございました。

木村 修二  情報ID 68190 番  掲載日時 12/18/2015 Fri, 19:28