尋ねるという体験 


聞きたいことがあるけど…逡巡のとき
お話ができてよかったね。

お母様の作るゲームコーナーの
入口にいた年中の男の子の話

「何ができるのかな」って私に。

「なんだろうね…
 お母さんに聞いてみたら…」と返したら、

どうしようか
どうしようかと
お母様の後ろで一人
しばらく悩んでいました。

そして勇気をもって
お母様の前に回り込む。
ものの、お母様は作業に夢中で気がつかない。

どうなるのかぁと思いながら見ていると

「あれはなんですか」って
しっかりと言えたようですよ。


私たちは言葉をつかって
気持ちを表現したり、思考したりしています。

でも、言葉はいつでもどこでも
簡単に出てくる訳ではありません。

お家の中では饒舌な子が、
外では急に静かになってしまうことは
よくありますよね。
静かなその子の頭の中では、
いっぱい思考が回っているのだと
思うのです。

気持ちを伝える
振り絞って言葉にすることは、
おうちの外で獲得していく他は
ありません。

さりげないことだけど、
素敵な時間が流れていました。


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園長 加藤篤彦  情報ID 67500 番  掲載日時 11/11/2015 Wed, 14:22