校長の独り言【534】 



 今年最後のグループである1年C2組が、20日(火)から、二泊三日の農業従事研修(※「自然に親しみながら規律正しい集団生活を送るとともに、農業体験を重ねることにより農業分野での就労の可能性を追求すること。」を目的としています。)を終了しました。

 私も2日間だけ同行致しました。
 受け入れ先の地元NPOの皆さんも生徒の到着を心待ちにして下さっていたようで大変嬉しく思っています。
 また、研修に関しては、生徒達のことを頼りにして頂いているところもあり、生徒たちにとってまた新たな居場所を見つけられたような気がしてなりません。
 
 毎回同行して私が楽しみにしていることがあります。
 それは、生徒の可能性の新発見です。ご承知の通り、いろいろな個性の生徒が本校にはおりますが、ある作業とある生徒の出会い、その生徒の今まで見せなかった力が、その出会いによって開花していくのです。その集中力と作業の速さには本当に驚かされます。この出会いが、卒業後の仕事に直結することを願って止みません。

 この農業従事研修が、この12月に更なる方向へと歩み出します。
 それは、山梨県障害者就農促進協議会主催の研修会が、南アルプスチロル学園で開催され、当日は、農林水産政策研究所総括上席研究官様のご講演を頂き、合わせて、武蔵野東学園の取り組みを紹介させていただきます。そして、参加者の皆さんにチロル学園も見学して頂くことになっています。

 この研修会を通して、新たな、理解者と支援者が増えることを願っています。
 詳細は、また詳しく報告させていただきます。お楽しみに。

校長  情報ID 67217 番  掲載日時 10/24/2015 Sat, 11:02