校長の独り言【521】 



 嬉しい話がありました。
 平成26年度学校基本調査で、全国の高等専修学校は437校、15歳人口が最も多かった1989年を境に減少の一途をたどり、ピーク時は869校でしたので、この20年で半数近くに減ったことになります。
 
 しかし、15歳人口が減り続けているにも関わらす、高等専修学校の生徒数は、2010年度から2012度まで3年間連読して増加し、2013年度には反転したものの、26年度、再び698人増加して、40,057人となり、7年ぶりに4万人台を突破しました。

 これは、一重に後期中等教育機関の中で、独自の役割を担う高等専修学校が社会に求められている証であると思います。

 しかし、東京は全国の状況とは違い、厳しい現実があります。
学校数は44校で、前年度より6校減少し、生徒数は2,991人で、前年度より114人減少しています。1校当たりの生徒数の全国平均が91.7人ですが、東京は68.0人なのです。

 いろいろな原因が考えられます。
・都立校改革
・授業料
・社会的認知の低さ

 先日、ある会議の中で、私はこんなことを呟きました。
 数多くの大ヒット作を生み出した視聴率男・キムタクに、「高等専修学校物語」でもやってもらえれば、社会的認知の向上、間違いなしと。

校長  情報ID 65656 番  掲載日時 06/26/2015 Fri, 10:44