校長の独り言【507】 



 本日の始業式で、新しい年度を迎えます。
   更なる学園、高等専修学校の発展を願い、
     新たな半世紀  そして未来へ再びスタートです。

 職業教育の重要性が実証されつつあります。
 皆、個性は違います、それぞれに合った学び方があります。

 平成26年4月に、専修学校の中に、より実践的かつ専門的な能力を育成することを目的とする「職業実践専門課程」が創設されました。
更に、平成26年9月30日には、「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議」が、生涯学習政策局と高等教育局とで合同で設置し、18人の有識者の先生方で議論が展開されています。

 このように今や、高等教育機関において、大学を中心とした普通教育一辺倒ではなく、専門学校の行う職業教育の重要性が見直されている現状下で、決して、後期中等教育機関に関係のない話ではないはずです。

 2020年度に導入される高等学校の学習指導要領には、職業教育の充実が入ってきます。正に、職業教育がいかに重要であるかの証であると思います。

 現状の若年層の離職率、フリーター、ニート等の社会状況を鑑みた時に、後期中等教育機関においても、現状の高等学校の普通教育一辺倒の認識を打破しない限り、この問題の解決はできないと思っています。

 人間は、性格、体型、成育歴等、決して同じではありません。ですから、人それどれに合った学び方があるのです。
 
 職業教育の重要性が実証されつつある今、高等専修学校の存在感を示す時であると思います。

校長  情報ID 64096 番  掲載日時 04/06/2015 Mon, 09:02