校長の独り言【491】 



 新聞にこんな記事がありました。
 新潟市の農業や食文化への理解を深めるために、農業体験や畜産体験を行う施設が、2014年6月、新潟市南区に「アグリパーク」が、日本初の公立教育ファームとして誕生しました。

 このアグリパークの農業体験学習のプログラムは、主に「農業」「畜産」「調理」の3つで構成され、対象者も幼稚園・保育園から小、中学校、特別支援学校、大人まで幅広い層を受け入れており、学校などの団体だけでなく、家族や友人同士、町内会など、さまざまな形で利用でき、宿泊施設も併設されています。

 更に、地元の農作物や加工品を販売する直売所や、地元の食材を使ったメニューを提供する農家レストランもあり、アグリパーク内には、農家に加工技術などを指導する食品加工支援センターが併設されており、隣接する農業活性化研究センターと連携しながら、食品加工の講座や研修、地元農産物を使った新商品の開発など、6次産業化への取り組みを支援しています。

 ご承知のように、武蔵野東学園創立50周年記念事業の一つである、南アルプスチロル学園、山梨友愛寮の構想は、障害のある卒業生が農業を生業とし、願わくば、市の構想である6次化プロジェクトの「南アルプス完熟農園」に参画し、終の棲家であるユートピアを作り上げたいと考えています。

 このように、新潟の「アグリパーク」と当学園の「南アルプスチロル学園・山梨友愛寮」の構想は、驚くぐらい非常に似ていますが、当学園ではここまで直ぐに具現化することはできません。公立の財源、うらやましい限りです。

校長  情報ID 62782 番  掲載日時 12/19/2014 Fri, 11:50