校長の独り言【487】 



 こんな新聞記事がありました。

 ~遠隔授業で理解度アップ 離島の生徒60人利用 全日制高校、来春導入へ~
 別々の学校で行われる授業をテレビ会議システムなどで結ぶ「遠隔授業」を全日制高校でできるよう、来春にも国の制度が変わる見通しになった。すでに一部で導入が進んでいる通信制高校では、授業の理解度が上がるなどの成果が出る一方、課題もみられた。

 表情の把握、討論などに課題
 長崎市にある長崎県立鳴滝高校の通信制は、2012年度から遠隔授業を本格導入した。生徒約800人のうち、離島の約60人が利用している。
 通信制は自主学習によるリポート提出が主だが、月数回は登校して授業を受けなければならない。鳴滝高は離島の高校を「協力校」として登校先にしていたが、協力校の教員の負担になるという指摘もあった。

 あくまでも私感ですが、遠隔授業が通信制高校だけではなく、全日制高校に導入されることは賛成です。確かに、離島等の高校生に大きなメリットがあると思います。
 
 しかし、不登校生徒の教育効果については、諸手を挙げての賛成は出来ません。
 なぜならば、教育基本法の第二条に、教育の目標を、知・徳・体の調和のとれた発達を基本にとあります。
 確かに、知育は向上しますが、徳育についてはどうでしょうか、集団生活での喜怒哀楽を通して、徳育は育つのではないでしょうか。あくまでも、私感ですが・・・。

校長  情報ID 62240 番  掲載日時 11/20/2014 Thu, 08:02