人の心 



 先日、後期友愛会会長・副会長立候補者の立会演説会が行われました。どの子も、立候補した思いを立派に演説できたことに感心するとともに、人前で話す力が向上していることがはっきりと窺え、うれしく思いました。
 
 さて、人の心を理解したり動かしたりすることは難しいものです。あの人は何を考えているのか分からないという状態は、とても不安なものです。「あの人を本当に信用していいのか。」「心の中で良からぬことを考えているのではないか。」などと、不安を抱えた経験はだれにでも少なからずあるものでしょう。

 「心は曲がりくねった道である。」という言葉があります。まっすぐな道であれば先の方まで見通せますが、曲がりくねった道は行く手が見通せず、先に何があるか分かりません。同じように、人の心も見通せないものであり、相手が何を考えているのか心の中をのぞき見することはできません。

 この不安を取り去るには、日頃から相手と良くコミュニケーションをとることです。不安感が小さくなるとともに自分自身の安心感と相手に対する信頼感が増し、徐々に円滑な人間関係が構築できてきます。そのためにも、まずは自分の気持ちを正しく相手に伝える話術が必要になるわけです。

 今回の友愛会会長・副会長の立会演説会を聴いていて、自分の考えや思いを大勢の前で伝えられた経験と勇気は必ず本人の自信となり、これからの成長の糧になるとの思いを新たにいたしました。

木村 修二  情報ID 61719 番  掲載日時 10/17/2014 Fri, 15:47