第1回「支援者のためのセミナー」が開催されました 


愛着行動の研究事例

本日は、文京学院大学の伊藤英夫先生より、「社会性の発達とその支援」について講演していただきました。伊藤先生は、自閉症の研究者として40年。国内はもとより、アメリカやイギリスにも活躍の場を広げて来られました。論文や著書も多数出されており、今日の講演を楽しみに参加された保護者の方々もおられたようです。東学園や教育センターの保護者、スタッフ、外部からの参加者を含め約100名の方々が参加し、広いセミナー室がいっぱいになりました。

講演では、対人関係に必要な共感性やコミュニケーションの発達についてと、AAC(補助・代替コミュニケーション)の有用性と使い方の事例などが紹介されました。参加者からは、たくさんの写真や動画を使った説明がとても分かりやすかったと好評でした。講演の最後に紹介された、ある親子間のエピソードと、それに添えられた「コミュニケーションの本質は、相手に伝わること。子どもの話はよく聞いてあげましょう。」の言葉が印象に残りました。

次回のセミナーは、平成26年10月9日10時から、東京学芸大学の松井智子先生による「自閉症スペクトラム児の言葉と心の発達」です。ご参加お待ちしております。

教育センター  情報ID 59744 番  掲載日時 05/30/2014 Fri, 17:17