沖縄学習 



 本日から6年生の沖縄学習(3泊4日)がスタートしました。羽田発9時45分の飛行機に乗るために6時集合でしたが、みんな元気に登校してきました。(2名は羽田空港集合です。)6年生の沖縄学習は、創立当初はAB組(健常児)とCDE組(自閉症児)とともに行っていましたが、一時期中断し、平成5年度から再び一緒に行くようになりました。

 6年間を通してA組からE組まで一緒に行く宿泊学習は沖縄学習だけです。昨年まで学校から羽田空港までのバスの乗車はクラスごとでしたが、今年はCDE組を交えた班で乗り込みました。沖縄での見学や活動、食事などでも、一緒に行動する場面がたくさんあります。4日間という短い期間ですが、これまで培ってきた友愛の心を、様々な場面でさらに深めてほしいと願っています。

 かつて沖縄は琉球王国と呼ばれる国でした。沖縄の生活文化には本土と異なるものが数多くあります。文化を知るとともに工芸や芸能なども体験してきてほしいものです。そして忘れてはいけないことは、太平洋戦争で国内唯一住民を巻き込んだ地上戦があったところです。多くの住民が巻き込まれ尊い命が奪われました。各地にある資料館の一つである「ひめゆり平和祈念資料館」に行きますので、沖縄戦の悲惨さをしっかりと学んできてください。
 また、沖縄は我が国で唯一の亜熱帯海洋性地域です。珊瑚礁の海をはじめ亜熱帯の原生林など、本土にはない風景を楽しむことができ、珍しい動植物も見ることができます。コバルトブルーの海で行われる海洋教室では、普段経験することができないスキューバーダイビング、シュノーケリングなどを体験してきますので、珊瑚や色鮮やかな熱帯魚がいる水中の世界を感じてきてほしいと思います。

 最後に、子どもたちには、沖縄学習を始め多くの校外学習に参加できるのは、保護者の方のお陰であることを忘れずに、真夏の日差しを体中に浴び日焼けした顔で、元気よく帰校してくることを願っています。

木村 修二  情報ID 54844 番  掲載日時 07/02/2013 Tue, 17:49