校長の独り言【428】 



 6月17日~20日の3泊4日、埼玉県の大滝げんきプラザにおいて、自然の中での集団生活を通して友達との関係を深め、全てに感謝する心を育てることを目標に、1,2年生が林間学習を行いました。
 ハイキング、屋外炊事場でカレー作りと飯盒炊爨、薪作り、開墾、こんにゃく作り、うどん作り、まんじゅう作り、キャンプファイヤー等、実に多岐に渡る体験学習を致しました。

 私も中学校時代に体験をしましたが、一般的に林間学校は、テントやバンガローに宿泊して、ハイキング、飯盒炊爨、キャンプファイヤー等を行い、当然、多くの目的を掲げての実施であるとは思いますが、何か、思い出作りの要素が強いように感じます。

 本校の林間学習は、一般的な学校のものと確実に異なっていると、私は思っています。生徒自身が自分の生涯を見通した、本当の意味の「生きる力」を育む場であると考えています。
 ハイキングでは、最後まで励まし合うことで仲間と絆を確認し、カレー作り等では、材料から食べ物をつくりだす過程において仲間との協調、協力を学び、そして自ら作った物を食べることで、完成の喜びと、毎日の食事を用意してくれる保護者に、更には野菜等を作ってくれた農家の方等、多くの人々への感謝を学びます。生徒達は多くの体験と数多くの失敗を経験したことで、大きな自信を獲得したと確信しています。
 
 生徒達には、今回の林間学習で学んだ、人として備えるべき協調性、絆、感謝等の心を、今後の学校生活や日常生活でさらに発展させてくれることを願っています。

校長  情報ID 54707 番  掲載日時 06/26/2013 Wed, 10:11