校長の独り言【424】 



 29日(水)から、二泊三日の2年C組農業従事研修(※「自然に親しみながら規律正しい集団生活を送るとともに、農業体験を重ねることにより農業分野での就労の可能性を追求すること。」を目的としています。)が終了し、本日無事に帰校しました。

 例年より早い梅雨入り宣言であったにもかかわらず、生徒達はこの三日間一度も雨に当たることなく、農業従事研修も2年目と言うことで、更なる自信と新鮮なタマネギ、梅、サクランボをおみやげに元気に戻ってきました。

 2年C組の今回の研修に、私も2日間だけ同行致しました。受け入れ先のNPOの皆さんも生徒の到着を心待ちにして頂いていたようで大変嬉しく思っています。また、繁忙期の研修に関しては、生徒達のことを頼りにして頂いているところもあり、生徒たちにとってまた新たな居場所を見つけられたような気がしてなりません。
 
 また、毎回の同行で私が楽しみにしていることが二つあります。
 一つは、必ずある、生徒の新発見です。ご承知の通り、いろいろな個性の生徒が本校にはおりますが、ある作業とある生徒の出会い、その生徒の今まで見せなかった力が、その出会いによって開花していくのです。その集中力と作業の速さには本当に驚かされます。この出会いが、卒業後の仕事に直結することを願って止みません。
 
 二つ目は、休憩時間等に、富士山、八ヶ岳、南アルプス等の日本を代表する山々が眺められ、更には新緑、爽やかな風、美味しい空気を満喫できることです。

 創立50周年記念事業の一つである、「農業を中心とするグループホーム、ユートピアの実現」に向けて、残りの時間をしっかり意識し、日々の一歩一歩を大切にしなければいけないと再度痛感しました。
 
 最後に、休憩時間に頂いた取り立てのサクランボの味は、格別で、忘れられない味となったことと思います。

校長  情報ID 54198 番  掲載日時 05/31/2013 Fri, 16:00