校長の独り言【368】 



 東京都高等専修学校概要  刊行のごあいさつ

         高等専修学校も、単位制・通信制が可能に
                 
                      東京都高等専修学校部会 代表幹事 清水 信一

 平成22年3月26日文部科学省『専修学校教育の振興方策等に関する調査研究におけるこれまでの検討経過 ~多様な学習ニーズへの対応等に関する検討の方向性~』の中で、「高等専修学校は、高等学校に比べその学校数・生徒数の規模は小さいながらも、独自の教育を通じ、後期中等教育における多様な学習機会の提供に大きな役割を果たしている。子どもの実態の多様化等が進む中にあって、高等専修学校のこうした機能を高めていくことはより一層重要となる。」との記述がありました。正に、高等専修学校の単位制・通信制の実現はこの答申の具現化であると思います。これにより、高等学校との格差はまたひとつ是正されました。
 ご承知のとおり、今、あらゆる学校種において職業教育の必要性が叫ばれています。今回の高等専修学校における単位制・通信制の実現は、高等学校ではできない独自の職業教育が展開されることをこれまで以上に期待されているからだと確信しています。
 この機に、この「東京都高等専修学校概要」を通して、高等専修学校の独自の教育を、多くの皆さんに正しく理解、認識して頂きたいと願っております。更に、この概要が、中学生一人ひとりの個性にあった学校選択に必ずや役立つことを信じております。

校長  情報ID 47408 番  掲載日時 04/18/2012 Wed, 11:26