校長の独り言【363】 



 昨年3月11日(金)に起きた東日本大地震から1年が経ち、先日11日の特別番組でまた涙したのは私だけでしょうか。まさに、今年度は、東日本大震災からの復興と共に歩んだ1年であったと思います。
 発生から1年経ちましたが、瓦礫の山に象徴されるように決して復興は進んでいません。
そんな時に、石原都知事がこんな発言をしていました。
『一時は「絆」などという言葉が流行り、日本人は助け合いの精神があると自画自賛していたにも関わらず、あまりにも言う事とやる事が違うではないか。
放射能の何とかベクレルの値が、厚生省の定めたベクレル値を大幅に下回っていて安全だと分かっていても受け入れを拒否している。
何とも浅ましい姿ではないか。
世論調査をすると、復興税のためなら増税は甘んじて受けると言う回答が過半数を占めるが、安全な瓦礫の一かけらも受け入れない。
金で解決すればいい、被災地の苦しみは分かち合わないという真に身勝手な日本人に戦後は成り果ててしまった。防衛と財政だけではなくて、このような日本人を叩き直す教育も国が主導権を握って実施しなければならない』
 更に、仮設住宅の前でインタビューを受けていた被災者の方も、『絆ってなんですか』と言っていました。

 絆→ 人と人との断つことのできないつながり
  → 海外メディアは、日本人のすばらしいところと賞賛
  → しかし、理想と現実は違う、歯がゆい。

校長  情報ID 46992 番  掲載日時 03/14/2012 Wed, 09:38