校長の独り言【304】 



 次年度の生徒募集も、年が明けて一層本格化してきました。本校でも本日、第2期推薦入試を実施したところです。
 現在、高等専修学校は高等学校等就学支援金の対象校、大学受験資格付与指定校、人事院規則で初級公務員試験対象校等と、高等学校と遜色のない学校なのですが、中学校3年生が本校に辿り着くことがいかに難しいかをまた最近になり日々痛感し、ジレンマに陥っています。
 高校中退、不登校、少子化、都立高校改革、通信制・定時制高校の増加と後期中等教育機関の問題点がこんなに多い現状があるにも関わらず、中学校卒業後の選択肢の中に高等専修学校がなかなか入り込めていません。やはり、中学校の先生方の多くが、高等専修学校を正しく認識していないこと、その存在すら知らないことが一番の原因としか思えません。
 機会ある毎に文部科学省の方にお願いをしているのですが、現実、教職課程で専修学校設置基準をカリキュラムに入れている学校はほとんど無い状態ですので、学んでいなければ知らない訳であり、知らないことは、生徒に教える訳にはいけません。
 しかし、毎年遠回りをして本校にたどり着く生徒を見ていると、早く解決をしたいと焦るばかりです。

校長  情報ID 40599 番  掲載日時 01/18/2011 Tue, 14:23